軽音楽部サポートのお仕事 2

今日は昨日とは別の都立高校を訪問してきましたので続編となります。昨晩は、なにかこう、脳が興奮したのか珍しく寝付きが悪かったです。おまけに目覚めの付近に見た夢は、実際に通っていた高校の同級生が数人出てきました。懐かしくて泣きそうになりながら、それでも目覚ましよりも前に起床して始まった本日、昨日とはまた違った意味で印象深いものになりました。

昨日の記事の末尾に、PA講座に伺うことが決まっていると書いた、その高校の主催するイベントでした。軽音部の活動は、活発であるほど、裏方仕事はバンドメンバーの持ち回りで行われます。むしろこちらのスタッフサイドに、将来の夢を見ている子供達もいるようです。昨日はバンドクリニックということで、個々のグループの育成(レベルアップ)を援助する仕事だったのですが、今回は部活動全般のクォリティアップを目指す目的で企画されるものです。

現状の視察ということで、半日分を見学し、時には不慣れな音響担当者へ最小限の助力を行う場面もありました。最後に、ゆかりのあるプロのバンドがゲストとして来校し、それまでの学生バンドをオペレートしていたチームがプロをサポートすることになってハードルが上がり、本来口出しを控えておりましたが、顧問の先生からも助けてやってくれとのことで手伝わせていただきました。

爆音の、まぁ今時のパンクバンドという感じで、私は名前だけしか存じ上げませんでしたが強力な音を出していました。うまかったです。で、アマによるステージセッティングから、さすが出身者、ツボを押さえた中音を作っていき、ステージから降りての外音のチェックも自身がこなしながら、適格なリクエストを出してきました。学生のオペレーターは、それに上手い対処ができなくて、私から助言を行ったという次第です。それまで観察していて気になっていた機材配置を修正するリクエストを出してきたのは流石と思いました。

多くの収穫があり、1月の講座では座学の他、セッティングからサウンドチェックまで実習をやってみようかと計画しています。部活動の範囲に限っても、PAとしてやるべき事、知っておくべき事が山積している現状がよくわかりましたので、1度の講座でどこまで伝達が可能かわかりませんが、価値のあるものにしたいと思います。バンドだけやりたかった方にも興味を持って貰えれば嬉しいのですが、その顛末も事後にはここで報告しようと考えています。

『下剋上球児』というTBSのドラマが先ほど最終回を放送したところです。7話目くらいまでを一気見して追いつき、完走できました。大抵の新ドラマは1話の途中か良くて2話でリタイアします。『いちばんすきな花』も『ONE DAY』も無理でした。フジは痛いなと思いつつ『うちの弁護士は手がかかる』は完走できそうです。で、下剋上〜ですが、タイトルによるネタバレですから甲子園へ行ける前提で、どう障害を乗り越えるかを見せるドラマでした。俳優の野球シーンが堂に入っていて見応えがあり、そもそもプロ野球に興味は0でも高校野球は地区予選から気にしている程度に好きですから、高評価ではないまでも楽しく見ることはできました。昨日今日と実際に高校生と接すると、俳優はとてもそうは見えないのですが、そこを差し引いても感情移入は相応に可能でした。いずれ近い将来、軽音楽部を舞台にしたドラマも出てくるでしょう。アニメにはありますものね、詳しくないけど。

そうそう、今日のゲストバンド、たしか4曲+アンコールを聴かせてくれましたが、2曲めが終わり、MCで「いまのが高校生全国一をとった曲です」と聞いた時は鳥肌が立ちました。そういうのって、やっぱかっこいいですね。音楽の美の本質には無関係ですが(批判じゃないよ)。

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