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「ヤバいではじめるユーザビリティ」に至るまで

こちらは「ユーザビリティテストの観察入門 」の補足noteです。
当日の内容はSpeaker Deckにアップしたスライドをご覧ください。

会社で運用しているサービスの品質を横断で見る部署に異動し、ユーザーに関する品質を専任で担当するようになってから一年ちょっと。
あらためて、実感したことがありました。

それは、「使いやすいなどには興味がある人は多いけど、使いやすさに詳しくなりたいわけではなくて、サービスを良くしたいんだな」ということ。
私のように、使いやすさ自体を深ぼったりする人は少数派なんだなーということです。

また、「興味がある」という言葉にも幅があって、
たくさんのやりたいこと&やらないといけないことの中でも
・かなり優先度が高い「興味がある」

・そこまで優先度が高くない「興味がある」
があるなぁと。

そこまで優先度が高くない人に本気で行くと、壁を感じさせてしまうことになってしまうので、なるべく壁を感じさせない、ハードルを下げるけど質は最低限保つ方向で探っていっている最中です。

観察に重要なものとは?

今回の内容は、観察にフォーカスしたわけですが、観察をするときに重要なことって、まず違和感に気づくということじゃないかと思っています。
「んん?」と思うこと、自分が「んん?」と思ったこと自体に気づけること、そういった心の引っ掛かりを拾えないと、観察しても得るものがないというか。

一年ちょっとの経験でわかったことは、そもそも心の引っ掛かりを見過ごしてしまう人が、思いの外いたということでした。

そこで、心情が揺さぶられたことを拾うため表現として「ヤバい」というのが、うちの文化には合ってるかなぁと。軽めの雰囲気なんで。

「ヤバい」でなくても、心情が揺さぶられたときに出てくる表現であれば、「まずい」「頭を抱えてしまう」などで、それぞれの文化に合う表現で、代用できるんじゃないかなと思います。

ユーザビリティテストの観察入門 」のフォローアップまとめはこちら

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