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東京時層散歩

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今いる場所の、忘れられそうな歴史に触れながら歩く。
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記事一覧

東京・佃島のハンター猫。

Macの「写真」アプリを覗いていたら、2015年の今日、初めてこの猫に会ったことがわかった。東…

10年で、街はこんなに変わるけれど〜東京都中央区京橋。

東京・京橋にある明治屋ビルの、少し古い写真が出てきました。撮影は2013年の10月。明治屋ビル…

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ソメイヨシノ発祥の聖地に寄り道〜東京都豊島区駒込

全国でいちばん早く、東京に桜の開花宣言が出て間もない連休の谷間。天気も良かったし、都内で…

東京時層散歩〜東京都中央区佃

徳川家康が初めて江戸にやって来た1590年頃、今の日比谷のあたりが日比谷入り江と呼ばれる海だ…

東京時層散歩〜東京都中央区明石町

出版社の社員だった頃、東銀座の会社から佃島の自宅まで、夜中にたびたびこの建物の前を歩いて…

初詣という習慣は、明治時代から。京浜急行の新聞広告が起源なのです。

昨日、TVで「チコちゃん…」をボーッと見ていたら大いに驚いたというか、落胆したとさえ言って…

この年末は、東京駅周辺で”時層”を旅する。

以前、ある地方都市在住の知人から、「東京で、いちばん好きな場所はどこですか?」 と聞かれたことがある。普段はあまり意識したことがなかったので、しばらく考えこんでしまい、苦し紛れに「東京駅丸の内側の広場かな?」と答えたのだけど、あの答えは決して間違いではなかったように思う。 僕は東京について、行政上の東京23区のように、ひとつの大都市として捉えたことがなく、いくつかの個性的な街の集合体だと思っている。銀座も渋谷も新宿も中目黒も蒲田も千住も、みんな「東京」と呼んでしまったら、かな

ノスタルジーの正体〜”時層”を知る意味。

ある程度の年齢になると、未来への期待よりも、子どもの頃や若い頃に見ていたものへの懐かしさ…