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巨人、CS出場へ赤信号 逃せば原政権下では初

今なおセ界一、いや日本一の金満球団として君臨する読売巨人軍。
そんな巨人がCS出場を逃す可能性が日に日に高まっています。

CSと略されるクライマックスシリーズは、2007年から導入されました。
CSはいまやポストシーズンの一大興行となっています。

巨人は2007年~2017年までの10年間毎シーズンCSに出場。CSは各リーグのペナントレース上位3チームに出場権が与えられるため、巨人はこの間一度もBクラス(4位以下)となっていないことになります。

球団として初めてCS出場を逃した2018年は、高橋由伸氏が監督を務めていたため、今シーズンCS出場を逃せば、原政権下では初となります。

今シーズン、開幕当初は首位をひた走り、選手層を考えても2年ぶりのリーグ優勝に現実味がありました。
しかし、1勝15敗と歴史的で絶望的なスタートを切った阪神になぜかやり込められる試合が続き、「今年の阪神をニガテとする巨人やばない?」と心配になっていたら、いつの間にか他球団にも打ち込まれるようになり、ついにイケイケドンドンの阪神に追いつかれてしまったのでした。

今では、ずっと後ろにいた阪神の背中を追いかける日々が続いています。

さらに、チームの打率・防御率ともにリーグ最下位でホコ・タテどちらも機能不全に陥っている。
唯一希望を見いだせるのは、8回までにリードしていれば必ず勝ちをもたらしてくれるルーキーの大勢投手だけでしょうか。

なぜ、こんなにも今年の巨人は弱いのかを考えると、 原監督の采配に問題あるのはもちろん、カネにモノを言わせてタレントをどんどん獲って、その選手が幅を利かせることで若手が台頭しにくい環境になっているのが原因ではと思います。

平成巨人の暗黒期と言われた2005年あたりと重なります。

しかし、私は物心ついてから巨人が大好きなので、弱い巨人は見たくありません。17年前に仏様となった祖母が大の阪神好きでいつも小競り合い(?)になっていたほどです笑

一方、個人的にはクライマックスシリーズは廃止して欲しいと思っています。興行的には成功といえるでしょうが、144試合のペナントレースで優勝したチームが、CSの結果によっては日本一を決める日本シリーズに出場できないって気持ち悪くないですか?

もし仮に愛する巨人がペナントレースで優勝していないのに日本一になったとしても、あまり嬉しくありません。
幸いなことに巨人はこれまでリーグ優勝をしなかったシーズンは日本シリーズに出場していません。

ちなみに2004年~2006年のパ・リーグではリーグ優勝すら短期決戦で決めてしまうという過ちがありました。
その“被害“を最も受けたのは当時のダイエーホークスでしょう。
平成唯一の三冠王と20勝投手擁する最強球団で、セ・リーグで勝てる球団はなかったとも思えるほどです。

この話はさておき、クライマックスシリーズは間違いなく日本シリーズの価値を押し下げています。
それまでは長短に関わらず最強のチームが日本一になっていたのに、今はペナントレースはそこそこの強さでも短期決戦が最強であれば日本一になれてしまうのです。 

それでもこの原巨人がクライマックスシリーズにすら出られないとなると、いよいよ原監督の時代は終わりを迎えることになるでしょう。

2002年から重ねること16シーズン。
せめて、CSファイナルステージまではたどり着いて欲しいと思います。

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