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断捨離思考が止まらない③年賀状

季節的に年賀状の季節だから書いておく。

私は確か4年前に年賀状を書かなくなった。もう2度と会わないであろう人に
「また会えたらいいですね」と書いたりするのがほとほと嫌になったのだ。

私たち世代が年賀状を書き始めたのはおそらく小学生の頃。芋版(さつまいもで作ったハンコ)などをハガキに押すなど学校で習った延長で始めた気がする。
ガラケーすら無かった時代、通信手段は手紙か電話だ。その時代には合っていたのだろう。年末になると親が年賀状を何枚使うか聞いてきた。ハガキを買ってくれるのだ。小学生で始めた習慣は大人になっても続き、写真付き年賀状というものが登場し、そのブームは続いた。

わたしが出す年賀状の枚数はだいたい50枚くらいだったか。この中には夫の分も含まれており、なんで私が作らなきゃ出さない夫の年賀状まで作ってるんだ?と湧き上がる疑問。
結婚した当時、浮かれていた私はなんだか主婦っぽいことがしたくなった時期だったような気がする。子どもたちの写真付き年賀状もかなり長い間続いた。 

年賀状とインクに使うお金はざっくり5000円くらいにはなる。年末の5000円はかなり痛い。2度と会うことの無い人に嘘の「また会いましょう」を言うための5000円。こんなことを20年近く続けていたわけです。

年賀状だけで繋がってる関係ってなんだろう。親戚だろうが小学校からの友達(年賀状だけの)だろうがこの先も会うことはない人ばかりだった。年に1回の年賀状が無ければ思い出すこともない関係だ。

4年前、私はなんの断りもなく唐突に年賀状を辞めた。相手から年賀状が着ても返信もしなかった。それから3年くらい経って我が家に届く年賀状はほぼゼロに近くなった。
ほれ見ろ。みんな辞めたかったんじゃないか。そういう時期が来ていたのかもしれない。

何かと気分だけ忙しい年末にイヤイヤ出すものが減ってすっきりした以外の感想は無い。

年賀状、辞めてもダメージないよ。今の子たちはそもそも書かないよね。LINEがあるもんね。それでいいんだよ。

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