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お肌のお手入れ

 皆さん、お肌のお手入れはどうなさっていますか?

 私自身はアレルギー体質なので、それで敏感肌なんだ、と思って、敏感肌用を使って、それなりに気をつけて来ました。
 しかし、元々敏感肌かというと、そうとばかりも言えないことに、長い年月をかけて、気がつきました。きっかけは昔読んだ、あるお仕事紹介の雑誌記事でした。

 手タレさんというお仕事があるそうです。指輪の広告やCMで、手だけアップになる、傷一つない、あれです。
 お手入れを常時欠かさず、日常的に手袋をして、非常に大事にするので、大変肌が敏感になるそうです。

 つまり手入れをすればするほど、敏感肌になる、ということなのか???ーと、その記事を読んで、疑問に思いました。

 その後、体調を崩してから、顔に貨幣状湿疹ができたり、脂漏性皮膚炎ができたりを繰り返して、皮膚科にかかった時に、皮膚科の医師に言われました。

 「皮膚は天然のバリアがあるので、あまり石鹸や洗顔フォームで洗ったら、そのバリアが剥がれて、皮膚炎になりやすくなります。
 顔は、極端な話、水でバシャッと洗えばいいだけなんです。」

 えーえーえーえー⁉️

 これまでの苦労は何だったの?

 汗かきだったこともあり、また、一浪時代精神的に神経質になっていて、毎休み時間にマイミニ石鹸で洗顔していたワタシです。
 大学に入って、やはり若干オイリーかなと思っていて、その頃流行していて使ったのは、アメリカの大きな3本セットのボトルの化粧品でした。拭き取りの化粧水は、まるで消毒用アルコールのような匂いと感触でした。
 大学院のころ、同級生が有名化粧品会社に就職したので、高くて良い香りの洗顔料と基礎化粧品を勧めてくれて、徹底的に洗顔していたら、次第に肌にプツプツと白いニキビ様のものが出ていました。洗っても洗っても出てきます。 
 就職して教諭になって、顔に大きなニキビができたとき、同僚に言われました。「内田さん、三十超えたら、ニキビじゃなくて、吹き出物ですよ?」私はまだニキビだと信じていました。だってニキビのお手入れはお手のもの、それで一時的に治るんですもの。
 しかし、結婚後、相手の仕事に合わせておさんどんをしていると、やたら生活時間帯がめちゃくちゃになって、皮膚炎になっていきました。皮膚炎は自分では如何ともしがたい……。

 で、皮膚科にかかって、衝撃の事実を告げられたわけです。
 「まあ、アトピー性皮膚炎だけど、洗い過ぎです。洗顔料は絶対ダメですよ。お化粧もしないでくださいね」

 その後、50歳ぐらいまで、美肌だと言われて、定時制の遠慮のない女子生徒などは、私の頬を触りにきました。「スベスベ〜」とか言って。

 でも、転職してから、社会的要請でファンデーションを毎日塗ったりしたため、毛穴が開いてしまって、往年の美しさはありません。残念。

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