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お化粧問題

 お化粧って不思議ですよね。
 高校生まで禁止で、大学生や社会人になったら必須なんですもの。

 学校や保護者が、未成年の学生にお化粧を禁止するだけの理由はもちろんあって、ちゃんとした化粧品はお金がとてもかかりますし、お肌も痛むし、口紅なんぞは色素沈着しますし、数年経ったら、取り返しがつかないこともあります。私など、昔、目尻から延長して付けたアイシャドウが、今になってシミになって浮いてきています。ツタンカーメンかクレオパトラのアイラインみたいなのが目尻に、それも右だけあります。

 とは言え、色素沈着するから止めなさい、と言っても、女子高生で化粧したい人は、お化粧をやめないでしょう。たぶんお肌が多少荒れようともやめないに違いありません。

 何しろ、化けようと思えば、かなり化られて、ほぼ別人になることも可能なので、変身願望が満たされますし、顔にペインティングしているみたいで、芸術的な欲求も満たされます。なので、普通はお化粧って、とても楽しいものです。

 ただ、多少例外もあり、私のように、魔法使いの鉤鼻を持っていたりして顔立ちが派手だと、お化粧しても、しなくても、あまり変わり栄えがしませんでした。化粧した甲斐がないので、今風に言えば、タイパ的にあまりうれしうなかったんです。
 化粧が下手と言えばそれまでですが、しかし、もし、化粧した甲斐があったと思うほどお化粧すれば、それはまるで舞台メイク❗️のようになりました。

 しかし、歳が行き、ツヤとハリと迫力がなくなったので、人前に立つ時と写真の時はメイク必須です。特に眉は。

 眉だけは、若い時から、生徒に「眉が薄い、眉、描けよ」と言われていました。
 で、イヤイヤ眉だけ描いていたら、妹に言われました。「もうちょっと丁寧に、眉全体に描かないと、元の眉の薄いところを足しただけでは、遠目には描いた眉しか見えないから、変よ」
 自分で遠くからみた自分の眉を確かめるのって、超難しい😓

 鏡や写真で、何とか確かめたところ、本当に、遠目には描いた部分しか見えないのです。自眉はどうした⁉️

 眉と言えば、うちの父は「近所の美容部員が休日の時、眉無いねんで」と言っていました。
 近所の有名化粧品会社の寮に住んでいたおねえさんたちが、平日バッチリ完璧なメイクをしているにも関わらず、休日にはメイクを完全に取ってしまっているというのです。全くの別人だったそうです。そう言えば当時は眉を剃って、理想の形の眉を描いてましたね。

 父は、変なところで社交的だったのて、美容部員のおねえさん達に話しかけて、なぜ、美容部員が休日にメイクをしないか、尋ねていました。
 おねえさんたちによれば、会社命令で、お肌を休ませるためなのだそうでした。

 学生が平日にメイクすると、休日はどうするんでしょうね❓知らない、知らない🫣

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