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教職志望の方へ(22)ー指導要録その2

 「教職志望の方へ(21)ー指導要録について」を公開したら、検索でmeiさんの「要録に押印は必要か」の記事が上がってきました。

 初めて他の方の記事を引用できました😆

 さて、指導要録の押印問題は、私の退職後も今なお続いているようです。meiさんの記事は2021年3月18日で、プリントアウトについて、法令の有無や文科省とのやりとりなど、かなり突っ込んだ話をお書きです。
 ただ、少し気になったのは、meiさんとのやり取りへの回答を見ると、対応された文科省の方の認識は、若干ズレているような気がします。
 特に、meiさんが追々伸として書かれた部分は気になりました。

私「3年間の担任でなく学年主任だけの押印とかどうですか」
文「所属長の押印もありですね!」
私(所属長って言い方、組織体系の違いを感じる……!!)


 高校の場合、指導要録には、留年しなければ卒業時に、既に転退職をした先生を含めて、3人の担任の氏名印と朱の捺印が並びます。毎年書くからです。
 しかし、私も経験があるのですが、チェックの時期が、教務の繁忙期と重なるため、教務部チェック後の捺印が新年度に入ってしまって、転退職による印鑑漏れが出るのです。
 meiさんのご提案は、恐らく印鑑漏れ対策の意味で、確認印を3学年の各担任じゃなくて、三年分まとめて卒業学年の学年主任にしては?ないしは学年主任が飛ぶ(予期せぬ転勤をする)ことはないだろうから、卒業生徒の指導要録を全部、学年主任の押印にしたら?というご提案だと思います。8クラスで320人、10クラスで400人か。
 このご提案に対して、文科省の方は学年主任押印案を飛ばして、「所属長の押印」を提案されています。が、元々、所属長つまり学校長の押印は普通、様式上、氏名印から少しずらし重ねて朱印が捺されているはずです。何故というに、指導要録というこの帳簿は、生徒在籍と生徒の成績を学校長が保証するものだからです。

 校長も転退勤するので、二人か三人の校長の氏名印が並ぶこともあり、さらにそれぞれ個人の印鑑が捺印されます。
 ……対応された文科省の方は指導要録を見たことないんですかね。

 あんまり気乗りしないけれど、転勤の時、指導要録でどうなったか、また近いうちに書きますね。

サポートよろしくお願いします。また本を出します〜📚