見出し画像

諸葛孔明の「推しグッズ」を作ってみる

こちらの記事はSNSトレンドマーケティング協会のサロン生が執筆しています!

令和の大きなトレンドとも言える「推し」

若い世代を中心に「推し」がいる人が増えたことで、一緒に増えていったのがこちらです。

日々たくさんのグッズが生まれている推し界隈。

タオルやキーホルダーといったスタンダードなものから、おはし、稲穂、人体模型 などなど、最近は様々な「推しグッズ」が作られるようになっています。



しかし、たくさんの推しグッズを見て、こう思ったことはありませんか?

令和を生きる推しはたくさんのグッズを作られますが、昔の推しはどれだけ推されてもなかなかグッズを作ってもらえません。


過去の推しにも、グッズを作ってあげられないか。そんな思いから、今回はこの方の「推しグッズ」を考案してみることにしました。

諸葛孔明とは、昔の中国の名軍師。


Wikipediaによるとこんな感じの方ですが…

諸葛 亮(しょかつ りょう、拼音: Zhūgě Liàng ジューガー・リャン、181年 - 234年)は、中国後漢末期から三国時代の蜀漢の政治家・武将(軍師)。亮は諱で字は孔明こうめい。司隷校尉諸葛豊の子孫。泰山郡丞諸葛珪の子。諡は忠武侯ちゅうぶこう。蜀漢の建国者である劉備の創業を助け、その子の劉禅の丞相としてよく補佐した。伏龍、臥龍とも呼ばれる。…

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%AB%B8%E8%91%9B%E4%BA%AE


一言でまとめるとこんな人です。


かなり昔の人物ながら、小説・ゲーム・アニメなどではいまも昔も大人気。

パリピになったりガンダムになったり少女になったり、文字どおり姿かたちを変えながら、現代でもファンを増やしています。

今回は、そんな不動の人気を誇る彼を、推しグッズで推してみたいと思います。

1.「天下三分の計」うちわを作る


まず作るのは「推し活」の基本ともいえるうちわから。

推しに詳しくない人でも見たことがあるであろう、こういう見た目のうちわです。


うちわの使い方はいろいろありますが、ライブに持ち込んで推しにやって欲しいことを書くのが一般的。

「指さして」
「指ハートして」
「見えたらバーンってして」

などなど、推しにやって欲しいことを書いて、ライブでアピールするのです。

となれば、諸葛孔明にやって欲しいことはこれでしょう。

「天下三分の計やって」うちわ。

天下三分の計とは、後漢末に諸葛孔明が劉備に進言した軍事上の戦略

魏・呉・蜀という中国の三国の勢力を拮抗させ、それによって曹操の一人勝ちを防ぎ、漢王朝を復活させることを目指しました。

結果的にこれは成功とは言えない形で終わるのですが、三国志を語る上では重要なエピソードでもあります。


というわけで、「せっかく諸葛孔明に生で会えるなら、天下三分の計をやって欲しい」という人は多いはず。

そんな願いを叶えるために、できあがったのがこのうちわです。

ななめのアングルでもどうぞ。


ちなみに、うちわを作るときは

指さして→指マーク
指ハートして→ハートマーク

…といった形で メッセージに関係するマークをつけることが多いのですが、天下三分の計の場合は何をつけていいのかまったくわからず、とりあえず諸葛孔明を示すマークとして使われることの多い「陰陽太極図」をいれました。

黒いうちわにはまったく映えない陰陽太極図。


また、せっかくなので裏にもメッセージをいれました。

メッセージが長すぎる。

諸葛孔明の名言として知られる「夫れ用兵の道は、人の和に在り」も裏面に完備

これがあれば、突然ライブで「夫れ用兵の道は〜?」と聞かれても、「人の和に在り〜!」とすかさずコール&レスポンスすることができます。

ちなみに「夫れ用兵の道は人の和に在り」とは「人を統率するためには人の和を得ることが大切である」という意味の名言です。覚えてね!


2.諸葛孔明のアクリルスタンドと散歩する


続いては、いまや推し活の必須アイテムともなった「アクリルスタンド」

部屋に飾ったり、いろんなところで写真を撮って楽しんだり、これがあるだけで「推し活」がはかどると人気のアイテムです。

公式から販売されることが多いですが、諸葛孔明に公式はありません。そのため、100均のプラバンで自作します。

透明なプラバンに…
諸葛孔明を手書きして…
カットしたら完成!

通常のアクスタはカラフルなものが多いですが、諸葛孔明の場合はもとの絵画が白黒なので、アクスタも色をつけずに再現

そして通常のアクスタよりかなり小さくなってしまったのは、シンプルに寸法を間違えました

これはこれでかわいい。

思いのほか小さくなってしまいましたが、早速これで推し活をスタート。

このソファに…
諸葛孔明を座らせる。
座布団の方がしっくりきた。

家に諸葛孔明を召喚すると、どことなく緊張感がただようことがわかりました。

せっかくなので、街の散歩にも連れ出してみます。

青空と孔明。想像以上にいい写真。
横断歩道で待つ孔明。
緑の中でくつろぐ孔明。

いろんな場所に孔明と行ってみましたが、どこもかしこも孔明がいるだけで妙な緊張感がうまれてしまうことがわかりました。

こちらがかしこまってしまう。

孔明といえば忠義の人

うかつにアクリルスタンドにすると、なんだか忠義を尽くされそうで落ち着かないという大きな学びになりました。


3.諸葛孔明のハンガーで着せ替えする


最後に作るのは、これも推し活で人気のフォトハンガー

ハンガーに顔写真をつけたもので、家でいろんな服を着せ替えして楽しむことができるアイテムです。


このフォトハンガーを手作りするため、まずは顔を印刷して…

ハンガーを用意して…

服をかけます。

これじゃない感が強すぎる。


首元をしめる服の方がしっくりくるかと思い、シャツでやり直してみます。


フォトハンガーを作るには、諸葛孔明の首が短すぎることがわかりました。


もともとのが漢服タイプなので仕方ないですが、現代の服を着せるにはあまりに首がなさすぎます。

そんな中でただひとつ、マウンテンパーカーだけはばっちり着こなすことが
できました。

きっちりしたスーツよりも、カジュアルな服装の方が諸葛孔明には似合うようです。




諸葛孔明のグッズを自分で作ってみた今回の企画。やってみたことで、いままで知らなかった諸葛孔明のいろんな特徴に気づくことができました。

ぜひ、あなたも自分の推しを知るために、グッズを活用してみてください。

おまけ。諸葛孔明のチェキ。


SNSトレンドマーケティング協会では、こうしたSNSトレンドを解説&紹介するセミナーを定期的に行なっています。

毎月パワーポイントで、SNSの各媒体ごとのトレンドレポートを発行し、各媒体のトレンド情報やトレンドを取り入れた企業プロモーション事例などを紹介しています。

自身の情報収集や、社内&クライアントへの提案資料などに活用できるのでとてもオススメです!

※お試しレポートはこちらからお申し込みください

執筆担当:まいしろ
エンタメ分析家。なんでもないことを真剣に調べてみる記事をたくさん書いてます。主にデイリーポータルZ、Yahoo!個人などで書いています。



この記事が参加している募集

今日やったこと

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?