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運動鍼と顎関節症

運動鍼はギックリ腰、四十肩、五十肩、
寝違いなどの
頸椎、肩関節、腰、股関節、膝関節などの
大きな関節を治していくイメージがありますが、
人間の関節はもちろんこれだけではありません。

若い女性の方で最近よく治療院に来られるのは
顎関節症です。

顎も人体の関節の1つになります。

顎関節自体の形体の問題や
口腔内の問題なら
専門の医療との併用の治療になります。

それらの問題がない場合は
過度なストレスや過度な筋緊張で
生じている場合は
運動鍼でも対応できます。

顎関節周囲の経脈となると
・足陽明胃経
・手少陽三焦経
・足少陽胆経
の3つの経脈が主に走行しています。

検脈してそれらの経脈に反応が出れば
原穴、合穴に刺鍼をして
患部を動かしていきます。

顎関節症の場合は
胸鎖乳突筋付近を走行している
手陽明大腸経や
頸椎から背部にかけての
足太陽膀胱経にも
経脈の反応が出る時があります。

患部の方は弱い台座灸か
五分鍼を刺鍼しながら
動かしてもらうのですが、
動作時にかなり痛みを感じて
おられている方もいますので、
患者さんのペースで無理のない範囲から
顎関節を動かして下さい。

顎関節症は先述したように
過度なストレスや過度な筋緊張状態に
あることが多いので、
身体の根治の治療も必須になってきます。

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