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投稿しているものはご自由にお使いください。下記にまとめサイトもありますのでご覧下さい。 セリフサイト https://act-lines.crayonsite.com

最近の記事

【一人声劇】妹の彼氏

おー、お疲れー 何飲む?ビール? すいませーん!生ひとつくださーい。 しかし久しぶりだなぁ まあ、うちらが会うことなんて珍しいからなぁ ん?話したいことがある? なんだよ。 彼女ができた!? おー!よかったじゃん! なになに? いつ付き合ったの? 半年前? そっかー お前にも春が来たかー。 写真ないの? ある? いいじゃん!見せろよー! どれどれ? え? …これって…… まじ? 俺の妹だけど… なんとまぁ、世間は狭いこと… …お兄さん、じゃねぇw って

    • 【ナレーション】未知への旅

      西暦2350年 この日が世界を変革させる日となった あの地球大断裂から200年 真っ二つになった地球は北と南で大きく変わってしまった。 ノースアースは平均気温-50℃という極寒の世界ながら科学を発展させ、人間が平常体温を維持できる薬を開発し1年に1度それを飲むだけで日常生活ができるようになった サウスアースは逆に灼熱の世界で3分の2の人口が当時死滅したがわずかの人間がその世界に順応し生き残った… そして人間という概念を超えた... キクチ・カズマはノースアース新生党

      • 【ナレーション】姫様と朔太郎

        これからするお話は とある姫様のお話であります ある時から 姫様は急に目が見えなくなってしまいました そこに現れたのが なんとも透き通るような 艶(つや)のある声の持ち主 その名を朔太郎(さくたろう) 城下で聞いた声に姫様は恋に落ちてしまいます しかし 顔が見たいと思っても見れない そんなもどかしさに姫様は心を痛めてしまい 食事もろくにとれなくなってしまいました ある時 姫様に料理番がお粥を運んできました すると「失礼します」の声に姫様は驚きます そう その料理番

        • 【短編朗読】流星群

          星が落ちてくる そんなの予感がした 空をみると夕日と夜空が混ざっていた 今光っている星はその場所ではもう存在しない そんな不思議と儚(はかな)さに 苛(さいな)まれながら自分の人生を 遡(さかのぼ)った 夕日が沈むと 待っていたかのように 星が降ってきた そう それは言葉のとおり 何百、何千という星達が降ってきた その光景はなんとも言い難い 壮大な夜空だった 一万年に一度 地球に近づく流星群 この星達はどこへ行くのだろう その旅路は果てしなく この宇宙(そら)に

        【一人声劇】妹の彼氏

          【ナレーション】冥界ポスト

          東京のとある路地の奥に ポツンと黒いポストが立っています そんな場所で誰が使うんだ と思いましたか? そう、人間は使いませんし そもそも見えません このポストは冥界ポスト 人ならざるものが使うポストです ほら 誰が近づいて来ました 下駄の音を響かせて 黒いの翼を広げていますね さてさて どなた宛のお手紙でしょうか? 今宵のお話は 「烏天狗の恋文」 ゆっくりとお話を 紐解いていきましょう

          【ナレーション】冥界ポスト

          【朗読台本】虹

          貴方が空に還ったあの日 虹を見ました それは綺麗な虹でした 雨上がりの空にキラキラと輝き 私を励ましてくれているようでした 貴方がいない家は静かで まるで時が止まってしまったようでした 私は縁側に座り もう一度空を見ました 夕日が空を染めていました 桜を見上げた春 花火に思いを馳せた夏 落ち葉を踏みしめた秋 肩を寄せ合った冬 一緒に過ごしてきた日々を 振り返ると何気ない時間でしたが 貴方の傍にいれることが幸せでした とても幸せでした 貴方が空に還ったあの日

          【朗読台本】虹

          【短編小説】喫茶れもんの放課後

          梅雨が明けた夏休みの少し前、凛と葵と陽菜は帰り道をいつも通り3人で歩いていた。 太陽がこれでもかと勢力を強め、梅雨の残りの湿気が纏った外気は蒸し暑さに拍車をかけていた。 「あ゛ー暑い」 「ねー今日、『れもん』寄っていかない?」 「いいねぇ、私、れもんパフェ食べたい」 「私は行けない、今日はNNKで佐々木六段の対局があるから・・・」 「えーいいじゃん、そんなの録画しておけばー」 「凛はリアルタイムで見たい派だもんねぇ」 「そうだ、リアルタイムで見るからこそ魂と魂

          【短編小説】喫茶れもんの放課後

          【短編小説】私と死神

          音が聞こえる 時計を見ると午前4時 夢と現実の狭間で朦朧としながら 窓の方へ目を向けるとカーテンの隙間から 雫が垂れているのが見えた 「雨…」 私は雨は嫌いじゃない 子供の頃は雨が降るとお気に入りの合羽と長靴を母親に出してもらい外でよく遊んでいた 大人になってからは、普段騒がしい世界が雨が降ると何かフィルターがかかったように静かになるそれが私は好きだった このまま起きるか、夢の続きを見るか考えているとあの痛みが頭を駆け抜けた 医師が言うには原因不明 MRIやCT

          【短編小説】私と死神

          【声劇台本2人用 1:1】座敷わらしの恩返し

          あらすじ ある夜、一郎のもとに座敷わらしと名乗る女の子が尋ねてくる。『一郎さまを億万長者にします』そんな突拍子もない発言からはじまる物語 登場人物(二人) 一郎(一郎N含む): 男、ブラック企業に務めている、喋り方がぶっきらぼう、両親を亡くしている 花子(座敷わらし): 見た目、小学生の女の子 一郎を億万長者にするためにやってきた 台本(20分程度) アドリブ、改変ご自由に ___________________ ピンポーン 一郎:んん…誰だこんな時間に ピンポー

          【声劇台本2人用 1:1】座敷わらしの恩返し