榊英雄の逮捕に思うこと

※性被害についての記述があります。

映画監督の榊英雄が逮捕された。今朝ニュースになって驚いた。
俳優として、彼の顔を知っている人も多いのではないか。

榊容疑者の性暴力問題は、2年前に告発があり、ずっと注視していた。榊と共に仕事をしていたカメラマンの早坂伸氏の、当時のブログを多くの人に読んでもらいたいと思う。

私は事件の内容に強い怒りを覚えながら、このように性暴力について、男性が声をあげてくれたことに感動した。なぜなら、男性はこういうとき女性の味方になってくれない。仕事や立場を守りたいのか、耳が痛いのか。
ただ、どんな理由であれ一つ言えるのは、
沈黙は加害者側に立つということの表明であり、暴力にNOと言えない人たちであるということだ。

そして私自身、似た経験をしている。先日、その件について記事に触れた。

私はよくXのほうで、ヤリ目やグルーミング被害に気をつけてほしいと言ってきたが、とあるフォロワーに男性嫌悪じゃないかと、誤解されたことがある。
彼とは京都の舞妓さんが性被害や飲酒をさせられた問題で口論になったことがあり
(彼はスペースで、酒の席で男が女をセクハラ的に扱うのは受け継がれた文化であり、無くす必要はないと、耳を疑うようなことを言った)
女性差別が日本で日常的にあることを理解していないようだった。
彼の価値観として、男は女性を差別なんてしてないのに、あなたが性暴力反対とか食ってかかるのは、男性嫌悪じゃないかと。
つまり彼は、性加害を肯定しながら私をヒステリックと言ったのだが、その破綻したロジックに全然気づこうとしなかった。
彼は女性を軽視しながら、自分で「男も女も壁なんてない、平等」と言っていたが、呆れて物が言えなかった。

私がいちいち性被害について声をあげたり、女性差別について言及するのは、次世代に悲劇や間違いを引き継ぎたくないからだ。

男性は女性の訴えを煙たがらずに、暴力に対してNOと言ってほしい。味方になってほしい。
新しい価値観をアップデートしてほしい。そう強く願っている。

https://x.com/shin_hayasaka/status/1760122954481021378?s=46

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