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ファシリテーター1年目の僕が力をつけるためにやったこと

ファシリテーター Advent Calendar 2018の22日目の記事です!

こんにちは、渡部です。
僕はIT企業でソフトウェア開発者をしつつ、チーム設計師(仮) として「楽しく働けるチーム・組織作り」の支援を社内外でしております。

その支援活動において、ファシリテーションは1つの重要な要素だと考えています。この1年はその力を伸ばすことを意識して過ごしてきました。

自分なりの手応えを感じているので、どんなことをしてきたかを自身のふりかえりも兼ねて書き綴ろうと思います。

そもそもなぜファシリテーション?

昨年末くらいから意識したファシリテーション。
なぜ必要だったかというと、伝える力、引き出す力が必要だと感じているためです。

■伝える力
例えば、ソフトウェア開発のチームが上手くいくためにアジャイルという考え方を取り入れます。そのアジャイルというもののに対する考え方、具体的な手法を理解してもらうためにワークショップを行います。

ワークショップを行う際には伝えたいことを伝えるための表現力、構成力、設計力が必要です。

■引き出す力
そもそも、自分たちが何をしたいのか、どうしていきたのかという部分に関しては、自分たち自身で考えて産み出してもらうしかありません。
その際に必要になってくるのが相手の考えを聴く、引き出す、それを導く能力です。

これらの力を付ける、あるいは上手く使っていくためにはファシリテーション力が不可欠だと思いました。

ファシリテーション力、どう伸ばした?

一言で言うと、「インプットとアウトプットを意識してひたすらやる」です。他の分野でも同じですよね。

■インプット
・勉強会、イベントに参加する
イベントにひたすらでていました。
アジャイル関連のものと合わせて週3~5回出るときもありました。

良く行くのはこのあたり👇

その他、色々な場所にも飛び込んで行きました👇

・本を読む
インプットの基本ですね。
初心者ということもあり、「世界で一番やさしい会議の教科書」、「ストーリーでわかる ファシリテーター入門」の2冊がファシリテーション力を高めるために有効でした。

両方とも日本人の方が書かれたものなので、現場への即効性がありました。

■アウトプット
いくらインプットを多くしても、見ただけ、聞いただけでは身になりません。百聞は一見にしかずとも言いますしね。

実践を通してインプットで得た情報と、実際の場で起こった情報との差分をとります。そうすることにより、自分のレベル、どういった人・状況で使えるのか、そういった現実世界での情報が増えます。

さらに、参加者や他のファシリテーターからのフィードバックを受けることにより、他者からの視点を得られることもあります。

そうして知識がスキルになっていきます。

難しいのはアウトプットの場を作れるかどうかかもしれません。
マネでもいい、ホワイトボードの前にたつだけでもいい。必要なのは一歩を踏み出す少しの勇気、小さなきっかけに手を上げる、なんとかなると思える心なのではないかなと思います。

※アウトプットまとめ
・ふりかえり:50回くらい
・読書会、ABD:8回
・細かい会議:多数
・👇の感じのアジャイル系ワークショップ:10回

力がついてきた結果とこれから

インプットとアウトプットを繰り返し、失敗成功を重ねてきた結果、2つのことを感じています。

■感謝されることが増えた。

「渡部さんがいると話に集中できていい感じです!」
「良い形でチームの方向性を決めることができました!」

と感謝されることが増えました。これは純粋に嬉しいです。

■自分なりの型が出来てきた

XP祭りという大きなイベントで、「ワークショップをやるためにどうするのが良いのか?」という内容で発表をさせていただきました。


自分のやり方のベースや考え方が出来てきたように思います。

「ファシリテーターは人の数だけスタイルがある」と、僕の師匠は1日目の記事でおっしゃっています。

他の方のファシリテーションを見たり、自分の考えをまとめることを通じ、そのことが身にしみています。

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一年を通じファシリテーションに注力した結果として、はじめの一歩は踏み出せたのではと思ってます。これからもチーム設計士として、この力を伸ばしていきたいです。

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