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RSGT2019行ってきた ~2日目~

2019年もRegional Scrum Gathering® Tokyo(以下、RSGT)に参加しています。このエントリーはイベント2日目の参加レポートです。

※1日目はこちら

2日目と3日目はワークショップ枠があります。
講演を聞くのも有意義ではあるのですが、僕はワークショップからヒントや学びを得ることが多いので、ワークショップに積極的に参加するようにしています。

以下、僕が参加したセッション、ワークショップのメモです。

基調講演:Learning to Experiment

社内でアジャイルを推進するチームにいるため、「プラクティスを広めるには透明性・結果・一貫性が必要」というのはとても参考になった。1レトロスペクティブ1アクションというのも響いた。

くりかえし、実験をしていこう!

お昼

2日目もおいしいお弁当でした。


喧嘩できるチームを作るワークショップ

喧嘩できるといっても殴り合いではなく、「自分の主張をしっかりと相手に伝えられるチームにするにはどうするのか?」というのを体験を通じて学ぼうというワークショップでした。

※イベントページ

※メモ

■やったことと自分の解釈
「良いチームってなに?」ということをグループ内で対話するということからスタートしました。

共有後に「この話し合いの中で、"こう振る舞うといいかなぁ…" と考えがよぎったことはなに?」という問いをファシリテーターの方から投げかけられました。ちなみに僕の答えの一つは「時間内にまとめようとした」です。

その行動という目に見えるものはどこから来ているのかというと、個人の思考だったり、その思考に至る価値観などから来ています。さらに、その価値観はどこから来ているのかというと文化・風土・空気。さらにその下には個人の経験や学習があります。(↑の図の話です。三角形が切れていますが…)

なので「空気」は個人の経験や学習が土台となり、行動に影響を与えたり、与えられたりで作られていくものであり、それを意識すると場の捉え方が変わってくるというお話しだと理解しました。

行動と空気・文化が相互に影響を与えている図

その後は立候補した5名が部屋の中央で対話をし、他の人はその対話の様子を観察するということを行いました。5分間の対話の後、ワークショップのファシリテーター3名から対話のプロセス及びコンテキストがどのようだったかをフィードバックします。

面白かったのは、フィードバックを得ることにより場の空気が可視化されるということ。今回はここまででしたが、フィードバックを踏まえてもう一度対話を行うとまた異なる空気になるのかなと思いました。また、フィードバックがあることにより安心して対話に臨めるという事もありそうです。

上記の三角形の図と空気がフィードバックにより変えられるという2つの新しい視点を得ることが出来ました。すぐに現場に応用できるまで腹落ちはしていないのですが、これからはこの観点を基に対話の場を見ていきたいです。

明日現場で使える!とにかく明るいScrum Patterns 活用ワークショップ

Scrum Patternsを使ってスクラムチームの問題を解決していこうぜ!というワークショップ。ワークに使ったパターンのカードは、主催のScrum Patterns Tokyoの方々がScrum Patterns を翻訳し、さらにカードの形にしたそうです。

※スライド

※メモ

■やったこと
自分たちがアジャイルコーチになったつもりで、チームの課題をパターンで解決していきます。

まずは、

①新チームの活動スタート時
②結成して1~2ヶ月後

というチームの段階において、

・起こりそうな課題を洗い出す
・課題に優先順位を付ける
・Scrum Patterns のカードから解決出来そうなパターンを探す
・問題を解決してチームがどう変わったかを話し合う

ということを行いました。

その後、「このパターンを使えばもっと良いチームになっていきそう!」というパターンを話し合いながらピックアップしました。

短時間ですごく沢山の解決策が出たなぁというのが率直な感想です。パターンを使わなければこんなに多く、多角的な解決策は出てこなかったように思います。また、5人のグループでワークを行ったのですが、複数のアジャイルコーチ役が議論をしたということも影響していそうです。

パターンの良さを肌で感じられるワークショップでした。今回はアジャイルコーチという立場でパターンを使いましたが、チームでのふりかえりなどでメンバー全員を巻き込んで巻き込んでみるのもよさそうです。

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二日目も学びの多い1日となりました。
最終日の明日もいろいろ吸収して終われればと思います。

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