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社内でアジャイルを広める活動をやってみた

DevLOVE Advent Calendar 2018の3日目です!

前回の記事はこちら!!

コミュニティのつながり、良いですよねぇ。
僕もそのパワーをひしひしと感じています。

・・・

さて、僕は1年ちょっと前から「自分の、みんなの現場を良くしたい」と思い活動をしています。ふりかえると、今年はまさに越境という一言につきるなと感じています。

・大きな社外イベントへの参加、登壇
・コミュニティーへの所属・イベント開催・合宿
・読書会コミュニティーの立ち上げ
などなど

越境するたびに自分の殻を破っていけるような、自分自身の成長を感じることができた年でした。そんな中でも、「アジャイルソフトウェア開発を社内に広めるチームを立ち上げる」ことができたのがとても大きかったです。

アジャイルソフトウェア開発って?

ご存じの方も多いと思いますが、簡単に言うと、素早く、動くソフトウェアを作っていくという開発手法のことです。
対話、動くソフトウェア、協調、変化への対応に価値を置きます。

ビジネスの移り変わりのスピードが速い現代においてアジャイルはとても良い手法なのですが、これまでに行われてきたソフトウェア開発の手法と考え方が異なるため取り入れるのが難しいです。専門のコーチもいるくらいです。

自身が所属するチームには取り入れることができました。しかし、会社全体に広めるとなると組織横断的な機能が必要だと考え、アジャイルを広める活動をするグループを作るに至りました。

アジャイル推進グループとは

社内でもアジャイルに詳しい人、これから積極的に学んでいきたい人に声をかけ、5人のグループをつくりました。そして社内にアジャイルを広めるべく2つの口を設けました。

1つはSlackというチャットツールのチャンネル。
ここにはアジャイルに関連する情報をポストしたり、相談依頼を受けられるフォームを用意しました。

もう1つは社内勉強会の開催。
アジャイルそのもの、ふりかえり、モブプログラミングについてお話をしたりしました。

それらの口から、開発に悩みを抱えている人、アジャイルについて知りたい、学びたいという人に対して個別に相談にのったり、ワークショップの開催などを行っています。

結果は?

7月からの3ヵ月で下記相談、ワークショップを行いました。

ふりかえり:5件
インセプションデッキ作り:2件
ドラッカー風エクササイズ:2件
見積もり:2件
バリューストリームマッピング:1件
その他相談:4件

この数は想定していたよりも多く、対応するのに忙しかったですが嬉しい悲鳴でした。こうしてみると、ふりかえりについての相談が多かったですね。

現在は依頼数自体は落ち着いてきました。しかし、本当に改善が必要なところにリーチできていないというのが課題と感じています。もっとオープンなワークショップの開催や相談会の実施など、チャネルの強化をしていきたいですね。

活動を通じて思ったこと

巷にこれだけアジャイルや開発プロセスに関連する本や勉強会のコミュニティがあるのに、そこに至れていない人が多いなという印象を持っています。

・知識を得ても、自分たちのチームでやるイメージがわかない
・試せるような雰囲気ではない
・開発プロセスではなく技術に関心がある
・そもそも存在を知らない

どうも話を聞いていると、このあたりに原因がありそうです。
社外から知識を得て社内に還元する、エバンジェリストやチェンジエージェントのような役割はやはり必要なのだなと改めて感じました。

最後に

いろいろな本、コミュニティー、社内外の人との出会いとつながりで実施することができました。ただただ感謝です。

DevLOVE周りの方々とは、お互いに励まし、高め合えるような関係性を築くことができました。

来年は今年よりももっといろいろな活動をしていくつもりです。みなさま、引き続きよろしくお願いします!

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