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続・小さな偶然の見つけ方〜レクリントと《紫玉》の書

 旅するスーパースター、蕎麦宗です。

 さてと前回の続き。前編読んでない方はこちらを先に↓

 ヒーラーのアスカさんから頂いたヒーラー書家《紫玉》さんの書『宗』を手にした際、

 『左にある篆書体てんしょたいも勿論良いけれど、甲骨文字を使ったならば、この方(蕎麦宗)さらに力強く、本来持っている《エネルギー》をもっと発揮できるみたい』

とのことだった。が、自身でも思い当たる節があり、またそのメッセージの意味からひらめいたことがある。

 その前に説明がいるので時をさかのぼろう。それは2005年。蕎麦宗をオープンするにあたって、店内の全てのデザイン・設計・施工・施工管理を自身で手掛けた。この話は【僕の蕎麦屋が出来るまで】という記事に書いたのでご興味あればお目通を。
 連載の続きは止まってしまっているけれど、そこに書く予定の一つを前置きとしてご紹介する。
 当初、僕が全てを手掛けると、デザインが男性的な角張ったものとなりすぎるキライがあるので、部分的に女性のクリエイターに手伝って貰おうと考えた。まだ若かった分、内面はずいぶんとトンガっていたので、丸みを持たせて総合的なバランスを取りたいと考えたのだった。

 そこで登場するのが陶芸家《KAna》さんと書家の《鈴木美恵子》さん。後者の彼女が書いてくれたのが、ご存知の通り蕎麦宗の暖簾や看板に使っている文字で、篆書体の『宗』である。
 ふんわりと丸みを帯びて《優しい》雰囲気を醸し出してくれたので狙い通りだったし、満足もしていた。しかしながら、あれから18年が経ってそれは小さな違和感となっていた。《丸み=優しさ》がどうもしっくりこなくなっていたのだった。

  …それを踏まえて紫玉の《書》を頂いた日に戻ろう。篆書体と甲骨文字の並んだ下書きを手に取った時に、思わず見上げたのは*レクリントの照明。入り口にかかる曲線のそれは、オープン当初から使用しているもの。対して、目の前にある直線基調のそれはレクリントの新作で、とても気に入って発注し、ついこないだ届いたばかり。僕は見比べて思わず唸った。

『このデザイン、書のまんまやん!』

 言葉で説明するより,見てもらった方が速かろう。

篆書体と甲骨文字の『宗』
旧・新レクリント

なんと、僕が選んだレクリントの照明と《書》のデザインに、偶然にも反映されているではないか。
 そのコンマ数秒後に思った。
 
『この紫玉さんが書いてくださった甲骨文字の《宗》に換えよう。看板も暖簾も作り直す』

と。
 おそらくこれは大きな決断になる。お店にとっての重要なアイコンを新規変更するのだから。それでも、充分に意味深いものと、武者奮いしている。

 僕自身そして蕎麦宗も齢を重ねて、ずいぶんと丸くなった。もう表面上を丸くして体裁を整える必要はない。それよりも、元々持っているエネルギーを全開に発揮出来る方を選ぼう。
 少し前に受けたアスカさんのヒーリングでも、『優しさが仇となっている部分がある』と、メッセージが伝えられた。これは【悲しみよ、さよなら】に書いたことにも通ずる。
 《丸み=哀しみを癒す優しさ》ではなく、《歩むべき道標を指し示す矢印=ポジティブに進まんとする人にヒカリを届ける》。それが、きっとこれからのテーマなはず。 
 さてと、タイミングはいつなのだろう。『宗』だけではなく『蕎麦』も書いてもらわないとデザインバランス取れないなぁ。きたるべき時に向けて,少しずつ準備していこうと思います。

 …こんな風に。何気なく過ごしていたら見逃してしまうかもしれないような、さりげないサインは、小さな偶然の中に潜んでいる。これをただの偶然と通り過ぎるのか、意味のある偶然の一致=《シンクロニシティ》として自身の日々に活かすのか。どちらを選ぶのか?!は、僕やあなたの人生の豊かさに関わってくる。と、自分らしく《あるがまま》に生きるための、ささやかなヒントをあなたにも。

では、ガンバラナシませう。

*レクリント…デンマーク王室御用達の照明器具。日本の折り紙にインスパイアされて出来たデザイン。

ケヤキを彫った看板
看板と暖簾と渡正さんのランボルギーニサーベロ
暖簾をベースにデザインしたサイクルジャージ
暖簾をベースにデザインした反射炉ビール

#シンクロニシティ #人生の豊かさ #あるがままに #乙坂紫玉 #ヒーラー #目に見えない世界 #占い #偶然の一致 #星読み #タロットカード #四柱推命


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