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プレゼンスライド、ことはじめ

米国社内のエグゼクティブに、英語でプレゼンする機会があったので、メモします

1 メインターゲットの相手の役割と目標を探る

2 プレゼンで相手に持ち帰ってもらいたいこと

3 いい感じで諦める(実力以上の結果を期待しない)

4 スライド作りの工夫

1 相手の役割と目標
プレゼンのメインターゲットの方の現在の役割を考える。特にその人の上司がどういう目標を持っているか、なにを関心を持っているのかを知る。ここを外すと全ての準備が無駄になる。必要に応じて、自分の上司やそのまた上司に情報収集を依頼する。実はここに一番時間をかけるべき

2 持ち帰ってもらいたいもの
1のポジションについて分析をベースに、メインターゲットの方に、どういうサポートをしてほしいか考える。承認や支援要請の場合でも、ただのお願いではなく、協力した暁にどういうメリットがあるかを説明する。その方の業績に貢献できるのなら最高である。そのためその人やその上司の目標をしっかり把握しておくことが成功のカギとなる。つまり、自分の業績にも関係のないものに協力をしてくれるお人好しはいないと思って間違いない。
わたしの場合は、あるサービスの海外展開が課題だった。日本ではリーチできない、米国のシニアマネージメントに影響を与えるには、やはり米国のエグゼクティブに支援を要請しよう。

3 諦める
自分はすごく緊張しやすいタイプなので、プレゼン、特に英語となるとドモルは発音はめちゃくちゃ。うまくやるというより、どうしたら相手に伝わるかだけを考えた。シンプルイズベストでいこう。そして必ず上司や先輩に、組織の方針や目標に沿ったものであるかどうかチェックしてもらいましょう。

4 スライドの工夫
多くの方は一番ここに時間を使う。振り返ると、一番無駄な時間を費やした。1のポジションの情報収集と分析に時間を使おう。あえて言います。あなたのスライドはほぼ無駄になります。そして相手の記憶に残りません。先輩、同僚、後輩に実験してみてください。
プレゼンを会議室(静かなところ)できいてもらってください。そのあと、できれば1日以上経ったあと、5分インタビュー形式で自分が説明した内容を質問してみてください。相手は恐ろしいほど覚えていませんから。要点をしぼる、話し・スライドの展開をシンプルにまとめましょう。

(1) スライドの全体の流れ
スライドタイトル だけを書き、ストーリーとして違和感なく流れるか
例:現状の課題 → 解決策 → 期待される効果 → 結論・アクションなど
(2) 絵や写真を使う
文字に比べて記憶しやすい。関連性の薄いもの、多用は禁物
(3) キーワードメッセージ
重要なもの、持って帰ってもらいたいキーワードを繰り返しスライドに書くこと。少なくとも最初と最後に入れると記憶に残りやすい。
質問してみる、相手に連呼してもらうなどのテクニックも使う。

最後に

(1)シンプルに!
情熱を持って、できるだけシンプルにわかりやすく説明しよう。いろんな情報を盛り込み、相手を混乱させてはいけない。スライドを何十ページも作成しても相手の記憶には残りません!
(2)効果を確認しよう
このプレゼンを受けて、相手はその気になってくれるだろうか、自分の想いは果たして伝わるだろうか、繰り返し自問しよう。
(3)キーメッセージとスライドのチェック
伝えたいメッセージはなにか、決めておこう。
プレゼンの予定が10分のところ、1分しかないという事態も十分ありえます。どのページ・メッセージは絶対伝えたいをあらかじめ決めておこう。その時にキーメッセージを相手の目も見て、ゆっくりと・丁寧に伝えてください。ダラダラとしたプレゼンより効果的です
(4)締めくくり
最後に帰国後のアクションをその方と約束できたら、あなたの成功です。
「お忙しいなかお時間をいただきありがとうございます。あなたの帰国後にフォロアップさせていただいます。」と言おう!

情熱をもって準備をしよう。スライドよりも中身(メッセージ)重視で。

グッドラック!


本当に?ありがとうございます。うれし涙😭