見出し画像

ティール組織勉強会         第Ⅰ部 第3章 進化型(P73)

<著書 要約>

 進化型ステージまで進んできた人々の多くは、瞑想などの慣行を通じて静かな場所を見つけ、内なる魂の声を耳にすることが出来る。
クレア・グレイブズは「大志を抱いているが、野心的でない人」と進化型に従って活動する人を表現している。

 人生を自分の本当の姿を明らかにする行程だと捉えれば、自分の限界を現実のものとして冷静に見つめ、目に入るものを心穏やかに捉えることが出来る。
 心理学者たちは、欠点を見るのではなく長所を生かすというパラダイム変化が起こっていると指摘する。

 人生を発見の行程だと考えれば、「この世の中に失敗などは存在しない。ただ自分自身や世界の奥底にある本当の姿に近づくための経験にすぎない」という精神的な悟りへの入り口をつかむことが出来る。

ティール組織(フレデリック・ラルー著)

◆◆スタッフNさんの感想◆◆

 釣り場に向かっているときは「大物を釣りたい」という欲求(野心)が大きいですが、釣りをしている間は、潮の流れを読んで、浮きを流し、エサを送り込んで、魚がいて補食するポイントまでコントロールするという、大海原の自然の中に自分の考えを溶け込ませるような感覚になります。
 その感覚がバチッとハマった時は結果として魚が釣れます。
その間だけは進化型パラダイムに自分を持っていけているのかもしれないと感じました。
 ただ、釣りは1人なので、組織という多数の人の中でその感覚を再現するのはかなり難しいと思います。
どうしてもエゴが自分を誘惑してくるような感じになりがちなので、そんなときは一度一呼吸置いて自然の中に身を置いているゆったりした気持ちを思い出したいと思います。

◆◆スタッフMさんの感想◆◆

「人生を自分の本当の姿を明らかにする行程と捉えれば」
そこから見つめると、本質の自分が組織の中でどのポジションである事が1番機能するかを知ることが出来るような気がしました。

◆◆スタッフYさんの感想◆◆

 私自身が本来の自分に近づくため、また子育てにおいても参考になる内容でした。
欠点もある程度の限度までは克服しないといけないと思いますが、長所をより伸ばしていくこと、「挑戦しなければ失敗しない」ではなく、「挑戦し、失敗したとしても経験ととらえる」ということは、成長していく上でも大切なことだと思いました。

◆◆スタッフSさんの感想◆◆

 どうしても欠点に目が行きやすく、失敗したことにとらわれやすいですが、長所に目を向け、失敗を成長につなげるよう今まで以上に意識していこうと思いました。

◆◆加藤院長 コメント◆◆

 自然と調和する という行為は 人間も大きく見れば自然の一部なので、本質的には 組織で調和する、共鳴することに、もしかしたらつながるかもしれません。

◆◆スタッフSさんの感想◆◆

 私はあまり釣りを体験をした事がないのですが、スタッフNさんの感想は、文面から臨場感や緊張感が伝わってきて、直感的でわかりやすかったです。
 目がようやく見える様になった「赤ん坊」と今年の2月でこの世に生まれて33歳になった「私、関根」の二者が「家に入ってきた覆面姿の男」を目撃したら、赤ん坊は見た事もない、覆面を被った大きな二足歩行の動物(人間)だと、五感で得た情報をそのまま感じると思いますが、私は即座に犯罪者と判断します。
 これら二つの判断の違いには、五感で得た情報プラス過去の経験や潜在的に刷り込まれた知識や意識が最終的な判断に繋がると感じます。
 例えば、漁場に行けばいつでも新鮮で大きな魚を食せる環境か、山で遭難し何日も食を絶たざるを得ない人間の心理では、単なる「魚」でも感じる幸福度や印象は相当に違うと思います。
行為には結果は付き物だと感じます。
 私も、無宗教ではありますが、仏教の「因果応報」とか「自業自得」のような思想は、何となく今の自分の考え方に上手くマッチします。
ただ、結果は普遍的にあり、あらゆる現象に偏在していると考えます。
それに「善・悪」を判断するのは、人間の過去の経験、刷り込まれた知識により、各自が独断で判断している様に思えます。
 それは、国の内情、世界の在り方、個人の生き方、など千差万別に分かれ、事実「正・誤」は個人の見解で判断するのは難しいように感じます。

◆◆スタッフHさんの感想◆◆

「釣りをしている間は、潮の流れを読んで、浮きを流し、エサを送り込んで、魚がいて補食するポイントまでコントロールするという、大海原の自然の中に自分の考えを溶け込ませるような感覚になります。その感覚がバチッとハマった時は結果として魚が釣れます」
という、スタッフNさんが自然と調和している感じが、感じとれました。
 そんな感覚は感じたことがないので、自然に触れた時、その自然の風や空気など自分の中に取り込んでゆったりとした気持ちで過ごしてみてみようと思います。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?