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サッカーで活躍するのは「次男」なのか?

今回は、「サッカー」と「兄弟(生まれ順)」について書いていきたいと思います。


プロサッカー選手は「次男」が多い?

プロとして活躍するサッカー選手は、そのほとんどが次男であると皆さんも聞いたことがあるかもしれません。
日本代表で言うと、南野拓実選手三苫薫選手が次男です。久保建英選手は長男ですが、「長男だけど、次男のように育てたい」というお母さんの教育方針の元、育てられたというのは有名な話です。
実際、統計で見ると、2022年の日本代表のうち、長男・一人っ子は約30%、次男・三男は約50%という結果とのことです。

次男が活躍すると言われる理由

ネットや本で調べてみると、次男以降がサッカーで活躍するのは以下が理由と言われています。

  • サッカーをする兄を目標に「自分もあんな風になりたい」と思いながら育っていく

  • 「お兄ちゃんに負けたくない!追いつきたい!」という気持ちが強くなり、結果として上の子を追い抜いていく

  • 長男に比べ、次男は「打たれ強い、立ち直りが早い」

次男は、長男の成功も失敗も見て育っていくので、要領よく育っていくとも言われていますね。また、次男は負けず嫌いが多いと言われています。

長男は活躍できないのか?

ここまで調べていくと、まるで「長男はサッカーでは活躍できないのでは」と思ってしまうかもしれません。「長男は、次男が活躍するための実験台なのか」と悲観的に考えてしまいそうですが、私は答えはNoだと思っています。

長男として活躍する日本代表選手

長男として活躍する選手を調べてみました。

遠藤航選手伊東純也選手権田修一選手は長男です。つまり、長男でも活躍している選手がいます。

長男と言えば、一般的に「大人しい、優しい、内向的な子が多い」と言われています。

伊東純也選手は、内向的で人見知りな子だったというのも有名な話です。トレセンに呼ばれた時にも、「友達がいない」という理由で行かなかったとか(笑) 極度の人見知り…というのは、日本代表としてのプレーを見るとギャップがすごいですね(そのギャップこそが、伊東選手の人気の理由の一つでもあると思います)。

うちの子を例に分析してみました

私には、長男(小6)、次男(小4)がいます。二人とも幼稚園年長からサッカースクールでサッカーを始め、現在は二人とも同じクラブチームに所属しています。私の子を例に、冷静に分析してみました。

一見すると、次男の方が活躍しているように見える

これはうちの子の例ではありますが・・・長男に比べ、次男の方がサッカーの試合で活躍しているように見えます。
なぜかというと、次男の方が、
・ゴールを決めることが多い
・ドリブルが得意で相手を抜くことが多い

からです。

一見すると、兄に比べ華々しいプレーをする次男ですので、妻は、次男の試合を見ることに夢中です。

しかしながら事実として、次男はシュートを外すことも、ドリブル途中でボールを奪われることも多いです。これは次男の特徴として、「失敗することをあまり考えない、失敗を恐れない」というのが理由だと思います。

長男と次男の良いところ、そうでないところ

サッカーにおいては次男の方が優れているのでは・・・と錯覚しがちですが、一度冷静になって、長男・次男の性格や得意なプレーをまとめてみました。

<長男(小6)> ポジション:FW・DF
■性格
・内向的で大人しい、優しい
・人見知り
・目立つことや新しいことに挑戦することが苦手
・コツコツ努力することが得意
■得意なプレー
・ロングキック
・クロス
・シュート

<次男(小4)>ポジション:SB・MF
■性格
・外向的で明るい
・ほとんど人見知りしない
・目立つことが好き、新しいことでも何でも挑戦したい
・飽きっぽい、長続きしない
■得意なプレー
・ドリブル
・ボレーシュート

改めて考えると性格も得意なプレーも見事に真逆でした。得意なプレーは、それぞれの性格に濃く現れているなと思います。

毎日コツコツ努力をするのが得意な長男は、一人でキック練習をすることが多く、ロングキックはかなり飛びます。コツコツ練習しているリフティングも得意なため、フォワードとしてポストプレーが得意です。一方で、慎重な性格のためか、ドリブルで突破するのが苦手ですし、FWでありながら自分でシュートを打ってゴールを決めるのが苦手です。

怖いもの知らずの次男は、ドリブル突破とボールを恐れず蹴りこむボレーシュートが得意です。一方で、飽きっぽい性格のため、キック練習も長続きせず、キックが非常に苦手です。兄に比べ、リフティングも得意ではありません。キックもリフティングも練習しないとうまくならないですからね…。

リフティング」については以下の記事で詳しく紹介しています。

結論

改めて考えると、わが子については、長男も次男も良いところもそうでないところもありました。一見、得点力が高い次男が活躍しているように見えるのですが、必ずしもそうとは言えません。それぞれの性格に応じた良いところがあるのです。今後長いサッカー人生で、どちらが伸びるのか全く分かりません。

性格やプレースタイルが真逆な兄弟ですから、長男・次男それぞれを意識しているのは間違いなく、良くも悪くもお互いを刺激しあっているようです。

まとめ

  • 日本代表選手の兄弟構成で見ると、やはり「次男(三男以降~)」が多い

  • しかしながら、長男も大いに活躍している

  • (わが子については)長男、次男とで良いところもそうでないところもある

兄弟構成は、自身の性格やサッカーのプレーに影響する部分もあるかもしれません。しかし、大きくまとめるとその子がプレーする環境次第なのだと思います。
「環境づくり」についてはまた別のnoteで書いていきたいと思います。







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