「意識」について学ぶ(雪本剛章)
『私はひとりの他者なのだ』とランボーは言ったそうです。
『自己』と『他者』とか言う二元論を超えた『第三領域』、『もうひとつの場所』というのが、実は意識、主体の場所だと思います。
科学者たちは『第三領域』を、『客観』として捕らえようとしています。
英オックスフォード大のロジャー・ペンローズ教授の『心は量子で語れるか』(講談社)では、物理世界を描く数学が人間の心や意識に深くかかわり、その人間の心は物理的な存在であるという「三つどもえ」の関係を強調します。
心の問題を解決す