Vtuberの堕落(=持ち上げられた人気者の堕落) 12月8日 ツイートの残しとして

ここ2年くらいでものすごく痛感するのは、Vtuber界隈(だけにとどまらずアイドル系全般に言えると思うが)って自浄作用が全く働かない界隈で、先行きは暗いということ。

ゲームやその他アクティビティほぼ全て他人の褌で仕事をするのだが、一次創作者(あるいはその企業)に対するリスペクト、というより造り手に対する敬意や愛が感じられないことが物凄く多い。※1

まるで稲に群がるヨトウムシのようにすら思える。

片棒を担いでいるのは大多数の視聴者。
彼らは『嫌なら見るな!』『頑張ってる〇〇を批判するな』『そんなこと言うなら自分が配信しろ』などと、15年前、視聴者離れを起こしたテレビ業界のようなことを言い、この腐敗が腐敗であるという気付きすら捨てている。

こんな業界に未来があろうはずがない。

片棒を担いでいるのが視聴者なら、当の本人たちはどうだろう。
しっかりと社会常識を以て配信に臨む人も少なからずいることは確かだが多くはカネと人気を得るとコロッと変わってしまうことが圧倒的に多いように見える。

そういうものを目にするとき、創作活動や、それに付随する文化の育成とは、強い責任感や倫理観がなければ行われ得ないのだと改めて知る。

VRやデジタルクローキングによる交流が経済活動として取り扱われ、それが企業のものになり、個人の手を離れて久しい。※2

こういった乖離はやがてV文化を廃れさせるだろう。
悲しむべきことである。

我々は文化の担い手か?破壊者か?
一人ひとりがもう一度胸に手を当てて考えるべきだと思う。


12月9日追記
※1
たとえば西園寺メアリのワンダと巨像実況を見ていて思ったのだが、操作説明すら読まずにプレイし、うまくプレイできない結果そのゲームの本質的な良さを理解しようともしないままイライラしたりする。
あんな名作に対してあまりにも不遜ではあるまいか。
大好きだったハニストのメンバーがこうなってしまったことに、私は深い悲しみを覚えた。
事例はこれだけにとどまらず、古くは月ノ美兎のゲーム実況など枚挙に暇がないが全部は書かない。大変だからね。

※2
メタバースやNFTなどは、ホロライブを始めとしたYoutubeキャバクラバブルを見た者たちによるものではないか。金の臭いに亡者が集まったと解釈するのがしっくりこないだろうか。
結局、そういった輩を産み出したのはオタクではなかったか。

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