わかってもらいたい！と思う時、一度立ち止まる。

そもそも、自分は何をわかってもらいたいのか。

ここをわかってないと、望んでいる方向とは違うアサッテの方へ行っちゃうかも。

昨日「わかってもらうにはまず伝えることから」と、産後の私が夫に送りつけたメールの話を書いた。

今振り返って、9年前の私に「よくやった！」と言いたいのは、怒りに任せて

とは書かなかったこと。

私の感情だけをぶつけても、事態が悪化するだけだと経験から知ってたから。

その数年前。
私はコンサル会社にいた。

未経験で転職。

それまでの社内向けの内勤から、全国の客先・取引銀行・提携の弁護士・社内の士業の人たちとやりとりのある外勤に。

社内の決まった言葉と敬語が使えればあ・うんの呼吸で仕事が進む環境が一変。

転職後の数ヶ月、
「お前の言ってること、わかんねぇんだよ！！」
と何回言われたかわからない。

数日後には
・客先をどうするか
・その会社の従業員に仕事を残すには
・どんなスキームを使うとどんな影響があるのかを判断するような、緊迫した仕事が多い会社だったから、仕方ないんだけど（まぁ、覚悟が甘かった）。

とにかく仕事で話しかける前に、

をすごく考えるようになった。

話を戻して、産後の追い詰められた中で「思ったことをそのままぶつけても、何にも伝わらない」と立ち止まれたのは、コンサルの時にわかってもらえなくて撃沈した経験が何度もあるから。

あなたにも、「誰かにわかってほしい」と思うことはあるはず。

そもそも

・本当にわかってもらいたいこと
・わかってもらった先に何を望んでいるのか

を自分で把握できてるだろうか。

産後の私の「なんで自分だけ寝てんだよ！ムキーっ！！」は言いたいことのほんの一部でしかない。

怒りに任せた言葉じゃなくこっちが言えたから、相手の行動が変わった。

家族との日常だけじゃない。

例えば、あなたが営業マンや個人事業主だとして。

「この商品を買ってほしい！」と思った時、「とにかく買ってほしい！」という熱い気持ちにほだされて動いてくれる人はめったにいない。

・買ったらこんないいことがある
・この商品であなた、引いては社会が良くなる
・だから、買ってほしいと思ってる

こういう内容がわかれば、買ってくれる人が増える。

日常よりも一段、工夫は必要で【相手にとってどんないい変化があるか】をまず伝えないといけない。

その上で、開発ストーリーやその商品にかける熱い想いも伝えたら、もっと行動を促せる。

何をわかってもらいたいのか。
わかってもらうために、どう伝えたらいいのか。

「わかってもらいたい」なら戦略的に伝えよう。

▼昨日書いた、産後に夫へメールを送りつけた話。

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