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リカフォのトークライブに出ました、の巻

出るつもりは全くなかったんです。
だってマスク姿だしいいやと思って髭剃ってなかったし。壇上でも言いましたが、ここ何日か割とウツが強めでしたし。じゃあなんでそんな自分がトークライブに出演したのか、そしてそれがどう影響したのかについて、ちょっと語ってみようと思います。

リカフォのトークライブ、とは?

リカフォとは

認定特定非営利活動法人 地域精神保健福祉機構(コンボ)が主催する、リカバリー全国フォーラムのこと。当事者・家族・精神保健医療福祉関係者・市民などが、立場の違いを超えて全国から集い、活発な議論を行う場(コンボHPより)。毎年開催しており今回が第15回目。対面開催としては4年ぶり。今年は帝京平成大学池袋キャンパスで開催。

トークライブとは

参加者がホールの壇上に上がり、照明を浴びながら3分以内で思いの丈をマイクに乗せて話す人気企画。今年のテーマは「世界に伝えたいあなたのリカバリー2023」。

なんで登壇したのか

出られそうもなかった

そんなトークライブ、今年は登壇するつもりが全くありませんでした。というのも、しばらくウツ強めでしたし、消えてしまおう願望も全面に出ている状態。リカフォも午前中から行こうと思ってたけどこの有様だったので昼から行けたらいいか、という程度でした。(なので1日目アーカイブがあるのは本当にありがたいです!感謝します!)

なんとか会場についてホールに入って、みなさんが話すのを聞くことにしました。うんうんそうなんだ、わかるなあ。わあよくがんばって話してるなあ。
…気がつくと、会場の雰囲気が温かいものになっていることに気づきました。どんなことでも受け入れてくれそうな柔らかなムード(※誹謗中傷や特定の政治宗教の話とかはダメです!)。まるでその会場の空気が自分を立たせるかのように、いつの間にか舞台下に並んでいました。自分から動いたというよりも、会場の流れに乗っかったような感じ。

そして壇上へ

なんと、人が多くて与えられた時間が1分に短縮!どうしよどうしよ。いや言いたいことはシンプルだから大丈夫!ということで壇上、そして自分の番に。何を話したかというと、「こうやって勇気を出して壇上に上がって話せたのは、この会場の温かさのおかげ。自分もこんな雰囲気のある場所を作っていけたらと思っている」というかんじ。たぶん1分ちょうどぐらいで収まった…はず!司会の方からやさしいコメントをいただき、まるで巨大マシュマロにダイブしたような気持ちよさを感じ、つつがなく席に戻りました。

登壇して感じた、トークライブの効果

ちょっとの勇気と小さな自信に

自分の場合、ホールの舞台で照明浴びてマイクで話すという、日常では絶対にやる機会もなければ自分からやらないことを、(会場の雰囲気に助けられましたが)自分からちょっとだけ勇気を出して動いたということ。そしてこうやってやってのけたということが小さな自信につながったんじゃないかと思います。まさにこの過程がリカバリーそのもの。もちろん、これをすることによって疲れたり反動が来ることもあるでしょう(私もそうでした)。でも、疲れることも含めてのリカバリーということなんじゃないかなと。

さて、登壇してその後どうだったかというと。分科会や他のところで「トークライブで話されていましたよね!」という会話のきっかけになりました。そう言ってもらえると恥ずかしいですがうれしいものですね。


そんなこんなの私のトークライブ感想でした。このことに限らず、ちょっと勇気を出してみることが(成功も失敗も含めて)リカバリーということだと思います。そしてそのためには、勇気を出しやすい温かな環境が必要なんだろうと感じました。やっぱり、「こんな温かな雰囲気のある場所を大切にしたい」とあの時壇上で言った自分の目に狂いはないなあ、ということをこのnoteのオチとしましょう。

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