見えない壁

病院の話を少ししますー。
特に脳卒中とか高齢者の骨折の話
というかリハビリテーションの話。

僕、始めて障害をもった人としっかり話したのは
多分、臨床実習ていう専門学校の実習の時。
その時、感じた「諦める」と言う「当たり前」

それがずっと胸に残っている。

なんていうんかな。
「病気したから」
「怪我したから」
「入院したから」
「...もう出来ない。」

いろんな患者さんに。こればっかり言われたんすよ。
最初の衝撃はとんでもなかったけど、次第に慣れていきました。
でも、その慣れたっていうのは、じゃあ、また楽しいことできるようにしようじゃないか!
って感じで火が付いたと言いますか。

といっても、大して何も出来なかった自分がいました。
Dr.や看護師に相談するものの、、、
「それはちょっと。」
「病院だからね。」

あれ?病院って患者さんのやりたいこととか社会参加できるように支援する場所じゃないん?っていう衝撃を食らうわけです。

そして、就職して2年で辞めようと思いました。
#それから毎年辞めると言い放ち在籍したわけですが
#起業するのが怖かった
#僕は辞める辞める詐欺の称号を得たわけです

病院の世間体もあるし、なんかあるとリスクも高い。やっぱ壁は高いわ〜。
って思いつつ、本人のスキルをあげて、帰ってから楽しめるようにしよう!
ってシフトするんですが、壁って病院だけじゃなかったんですね。

はい、ご家族です。笑
病院でどんだけ頑張って手を動かして、
ハサミを使えるようにしても
包丁を使えるようにしても。

「お母さん、危ないから大丈夫」
「こけるといけんから、座っといて」

一生懸命頑張ったリハビリも逆に何も出来なくなるケースもあるんすね。
病院から離れてしまったら、僕たちは何も出来ない。
#患者と連絡は病院からの電話だけで関わるのご法度
#地域にもよるけど


そう。
だから、病院でなんのためにリハビリテーションやったんやろ?
って思うことも多々ある。

でも、全部僕の責任なやけで。
もっとやり方を考える必要があったわけで。
どうにかならんもんかな。ってもっともっと考える必要があったんやと思う。

そう考えた時に、自分が企画したイベントに親と参加してもらったら良いやん。
って思った。作業療法士やのにイベントするんだって。
もっと柔軟に考えて良いんだ。って、見てもらって、感じてもらえたらと
思って取り組んだのが「西野亮廣独演会in福岡2016.6.24」

画像1

あれ、なんの話しようとしたんやったけ?笑

まぁでも、そうやってイベントに患者さんを巻き込むようになっていきました。
病院で個展をしたり、DJイベントに読んでみたり。

患者さんは帰ってからが本番で、第二の人生が始まるんです。
僕たちが関わっているのは基盤作りであって、そこからが勝負。
そこがうまくできなかったら病院でのリハビリテーションなんて何の意味があるんだよ。って思ってしまう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?