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僕の実家にいる犬の話。

うちの実家には犬と猫が暮らしてる。
犬も猫ももう何歳かわからないけど、かなりのおじいちゃんとおばあちゃんなのは何となくわかる。

今日は犬の話。

名前は吉四六(きっちょむ)という。
大分の人は分かるかもしれないが、毛色が茶色で大分のお漬物「吉四六」の色に似てたから命名された。
ちなみにその吉四六漬けは廃盤になった。

犬種は多分、ミニチュアダックスフント。
大体こういう犬種は家の中で見かけると思うけど、うちの場合は外で飼われている。
クレヨンしんちゃんで言う「しろ」のポジションだ。
人気高いポジションだ。

特技は吠えるのダッシュ


何故か家の前を通る物全てに全力で吠えまくっていた。
トラクターが通ろうと郵便局員が通ろうと近所のおばあちゃんが通ろうと問答無用に吠えた。
そのため、うちには泥棒が入った事がない。
#だいたい入らない

やはり犬なので散歩が好きだ。
田舎なので首からリードを離して散歩することも多かった。
リードから離れた瞬間の吉四六は本当にすごかった。待ってました!と言わんばかりに初速で一気にトップスピードに入れる。
玖珠町のフェラーリとも言える存在だ。

ただコントロールが難しく、なかなかこっちに帰ってこないことも多かった。
なんせ名前が吉四六だから、あまり大きい声で呼べないのだ。
「あら、平田さん家のそうちゃんが大きい声で漬物の呼んでるわ?」
と思われるに決まってるからだ。
小さい声できっちょむー!
きちー!
と呼んだ。

それでも、帰ってこない時は散歩をやめて僕1人で家に帰った。
時間は有限だし、追いかけてもどこかいってしまうものに時間は使えない。
でも、そう言う時はすぐに帰ってくる。
たぶん、かまってちゃんなんだと思う。
#そういえば最近神聖かまってちゃん聞いてないな

たまに帰ってこない日もあった。
様子を見に行くと、人の家の畑に入ってここ掘れワンワンしてる時もあった。
他人だと思うようにした。

それでも、なんだかんだ可愛くて一緒に遊んだ。

今ではもう耳も目も鼻も効かなくなった様子でかなり弱ってる。
最近は実家になかなか帰れないし、色々とうるさい事が多い。
でも、残されてる命どうしてあげたら楽しく過ごせるのかな。って考えるようにしているのである。

人も犬も。
楽しく生きて、死にたいよね。

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