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なんだかそこは沼だった。



会社で病んだら推しができた


入った会社がブラックだった。そんな話は悲しいかな。今の時代そう珍しい話でも無くなった。

私の入った会社も例に漏れずブラックだった。

思い出すのも憂鬱なほど、やっと辞められたとおもった、一時は新しく働き始めるのが怖くなるほど。


気づいたら、精神的にも、体力的にも、

相当蝕まれていたのだと気づいた。


世界が灰色に見えるとはこのことか、何が楽しくて、何を楽しみに明日からを生活していけばいいか分からなかった。


そこに一筋の光のごとく現れたのが、アイドル。


そう、後の推しだった。


推し活って何するの?

推しができると大変である。
自分の生活に、自分の予定+推しの予定ができるから。


推し方は人それぞれ、それこそ100人いれば100通りの推し方がある。

恋愛的に好きになる人もいれば、自分の目標や憧れ、ロールモデルとして好いてる人。


私は多分、崇拝だった。
存在してくれて、ありがとう。
もうほんとに、ただそれだけ。


  • 推しの出ているTV番組を見る

  • 推しの出ている舞台やliveを観に行く🏃‍♀️

  • 推しの名前をSNSで検索

  • 推しの趣味を自分もはじめてみる

  • 推しの出ている書籍を買う

  • 推しのスクラップ帳をつくる

  • 推しの布教活動


ざっと、並べてもこれだけ。

週の始めは番組表を見ながら、録画残量と睨めっこし、チケット争奪戦に勝利した暁には、飛行機をとって現地まで飛ぶ✈︎

SNSで推しの名前を入力しては、推しに対するファンの声に共感し、柄にもない趣味を突然始めたりする。

書籍や、パンフレット、写真を購入しては切り抜き、ペタペタ貼り付け自分だけの推しブックができていく時間ほど心地良いものを私は知らない。


推しの未来が明るくありますように。


それは全オタクの総意だろう。

そして推しの魅力を知って、わかって!
オタクのエゴのもと、布教活動が進んでいく。

私は推しの魅力をパワーポイントにまとめ、友人たちに披露した。反応はイマイチだった(._.)


最近、オタク友だちがほしいなと思い始めてる話

熱量の同じオタクを見つけるのは案外難しい。
「あー知ってるよ、」と「あー好きだよ」にはものすごい違いがあるし。

推しの言った言葉を切り取っても、
この言葉が響いたのは、推しの下積みのあの時代があったからで、、、

興味の薄い人に、知らない誰かのバックグラウンドまで聞いてもらうのは酷だろう…

私のパワポはそういう意味合いにおいては、日の目をみなかった。


推しができて…


何年か前の私にアイドルのことを好きになるよって、言ってもきっと信じないと思う。

それでも教えてあげたい。

アイドルを好きになって、人生がもっと楽しくなるよって。

『推し燃ゆ』の作者の宇佐美りんさんが、インタビューで話していた言葉がある。

推しは自分を愛してくれる存在にはなり得ないですが、否定はされないんですよね。「あなたはダメだ」とは言ってこない。見限られて、離れていくこともない。ある程度の距離がありつつ、その関係性は消滅しないまま、どこかに存在してくれる。その存在に勇気づけられるという意味で、愛情が返ってこない距離が救いになるんです。

私もきっとその距離に救われた1人だ。

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