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「成長」することで恩返し。たくさんの人に「成長」の機会を恩送り。

2019年12月17日(火)に北海道帯広で弊社主催のFarmnote Summit 2019(以下 Summit)を開催した。( https://farmnote.jp/events/summit2019.html )

全国から熱量がめっちゃ高い「食」と「農」に携わる生産者や経営者、学生に参加して頂き、一日のイベントが一生の縁に繋がるような場になった。本当に参加下さったみなさん一人一人の意識と準備に関わった弊社関係者には感謝しても仕切れない。本当にありがとうございました。

「成長」の機会に感謝

Summitのオープニングセッションで以下の資金調達の発表が行われた。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000006.000039111.html

ファームノートは設立して6年が経ち、たくさんの生産者の方々や関係者の方々に応援され、支援してもらいながら、ここまで成長することができた。
私は今から2年6ヶ月前にファームノートにジョインしたが、入社した時から今ままでもこの「支えられている」実感はずっと変わらない。

ただその期待に応えられず悔しい思いをさせてしまったり、悲しい気持ちにさせてしまった人たちがいたことも数知れない。その時は同じように私も悔しい、悲しい気持ちになり、反省を繰り返してきた。

でもどんな時も「頑張れよ」「どんな時も期待してるから」と声をかけてくれる人たちがたくさんいた。だからこそ我々もこの酪農・畜産業界がどうすれば前進するのか、どうすれはたくさんの人に我々がより良い体験を提供できるのかを模索し続けた。正直、まだまだ僕たちが”今やるべきこと”でも結果が出せていない。そして本当に僕たちが”やりたいこと”にも手を出せていない。

でも今回の資金調達やSummitでの体験はいつも手を差し伸べてくれる人や支えてくれる人たちがいることを改めて実感させられた。「感謝」する気持ちは当然だが、僕たちはそれを「成長」で恩返しをしなければならない。

その成長は事業成長はもちろんだが、我々ファームノートは事業を通して、人が成長することを100%コミットメントしている。人が育てばどんな事業だって成功する確率が上がり、結果いろんな事業を動かす人間が増えて世の中に大きなインパクトを与えることができる。

今回いただいたこの機会を、精一杯、事業と人の「成長」で恩返しする。この成長の過程は泥臭く、決して美しいものだけではない。でもきっとそのさきに成長を実感し、恩返しする時がくると信じて走り切る。

「成長」の機会を恩送り

私は人生を通して多くの人に成長の機会を頂いてきた。感謝しても感謝しきれない。年上、年下、役割、役職関係なく、たくさんの成長機会をもらっている実感がある。

でも最近は同時に自分の存在そのものが、どんな人にも成長のきっかけを与えているのだという実感が湧くようなった。自分の意識が変化したことによって、会社や組織がが世の中にどのような影響を与えているのかもわかるようになってきた。

「もらってばかり」という意識では生み出せる価値はどうしても少ない。
「与えてやっている」という意識では与えるインパクトがどうしても弱い。

大切なのは影響を与えて「もらった」ことに対する感謝から、影響を「与える」意識を同時に持っていることだと最近強く思う

相手に「感謝」しているということは、その相手の存在を認識し、自分の人生にその人も含んでいることになる。そして多くを含んだ人生から「与えらる」ということは、大きな影響を及ぼすことができるということだ。

そもそも人の影響を受けずに生きている人などこの世のどこにも存在せず、
そして人に影響を与えずに生きている人などこの世のどこにも存在しない。でも多くの人がいつの間にかそんなことを忘れてしまう。

人の影響を受けているということを忘れるから「感謝」がなくなり、自分の人生に自分以外が含まれなくなり、人に影響を与えていることを忘れるから、自分勝手に人を傷つけたりしてしまう。

今回のSummitで一緒に登壇をさせてもらった多くの経営者の共通点は

・自分の人生の中に含んでいる自分以外の存在がとても多く、それに深い感謝があること。
・自分の人生に多くを含んでいるから、事業を通して成し遂げたい、または与えたい影響あること。

改めて感じたことは、より多くを自分の人生に含んで生きている人の心は本当に豊かであるということ。だからこそ大きなチャレンジに対しても折れることなく、前向きに突き進むことができるということ。

そんな多くを成し遂げてきた経営者や生産者も、その昔はただ「有名になりたい」「お金持ちになりたい」というだけの時代もあったという。

だから一つの確信がある。

誰もが最初から崇高なのではなく、日々必死で生きている中で多くのことに「感謝」できるようになり、自分以外のものを自分の人生の中に含めることができたから、自分の繋がりにいい影響を、そしてより大きなインパクトを与えることを考えるようになった、結果が今になっているのだ。

Summitを経て、こうした気づきをたくさん与えてくれた人たちに心から感謝している。そしてこれまでの自分の人生に影響を与えてくれた人に感謝。またファームノートに対する応援や支援、そして沢山の社員やその家族に改めて感謝が止まない。

自分自身も、そしてファームノートも頂いたチャンスは成長を通して恩返しする。そして我々自分がチャンスを通して成長しながら、多くの生産者や関係者に多くの成長の機会を与えられれば、輪が拡大して世の中に大きなインパクトをきっと与えられるようになる。そんな世界を想像しながら、創造できるようにこれからも頑張る。


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