有償ストックオプションとは?
この記事では、有償ストックオプションとはどのようなもので、どのようなメリットがあるのかということと、
スタートアップこそ有償ストックオプションを使うべきということを説明します。
貰うときに対価としておカネの支払いが必要なものが 有償ストックオプション
ストックオプションは大きく分けると、
1.ただでもらえるもの
2.対価としておカネを払わないといけないもの
以上の2種類があります。
この2の「付与の対価としておカネの支払いが必要なもの」が、 有償ストックオプションと言われるものです。
また、この付与されるときに支払いが必要となる金額のことを”発行価額”と言います。発行時に必要となるから”発行価額”と考えていただければ、簡単に覚えられるかと思います。
これまで日本では無償SOが一般的だった
ストックオプションは、以前のnoteで解説したとおり、 「予め決めた価格で株式をもらえる権利」です。
このようにストックオプションは”権利”であるので、 その権利の内容次第で価値が決まります。
株式と交換できる権利ですので、倒産している会社等でない限り、 通常ストックオプションは1円以上の価値があると考えられます。
日本ですと、長らく無償で発行するSOが主流でしたので、SOといえば無償で発行されるものという認識を持っている方が多いですが、これは価値があるものを無償で渡しているだけです。
このように価値があるものを無償で渡すことになるので、通常無償SOはその無償にした部分の価値を、会社はPLに費用として計上する事になります。
発行価額と混同しがち
勘違いされやすいSOに関する用語として、”行使価額”と言うものがあります。 ”行使価額”とは、SOを行使するときに必要となるおカネの支払いのことであり、発行時に必要となる”発行価額”とは異なる概念です。
この行使価額と発行価額を混同している方が大勢いますので、これは別物だということは認識しておいてください。
有償SOがなぜスタートアップにおすすめなのか?
ここからは、なぜ有償SOがスタートアップにとってメリットがあるのかについて解説していきたいと思います。
と思いましたが、記事が長くなってきてしまったため、この内容については次回のnoteで記載します。
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