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無人島に行く決心をした話

 ついに今年念願の無人島に行ける。1年以上待ち望んだ場所にようやく行ける。しかも2回も。無人島に行くに至った経緯を書いていきたい。


コロナによって海外渡航を規制されていた昨年の夏。せめて国内で人気のないところを冒険できないかとSNSやネットで調べていた。


そこで見つけたのが無人島プロジェクトだった。

どうやら姫路付近で2泊3日無人島で過ごす体験ができるらしい。無人島に行ったことがない僕には衝撃的なプロジェクトだった。今までに味わったことのない刺激的な体験ができるにちがいない。そう思うと居ても立っても居られなくなった。


ちょうどその頃偶然にもCSのディスカバリーチャンネルで「サバイバルシリーズ」を見て熱中していたこともあり、このプロジェクトはまさにうってつけだった。火起こし、水と食料の確保、生命をいただく、自然の恩恵を受ける、これらをテレビ越しではなく自分の五感で体験したかった


しかし、懸念点がコロナだ。去年の夏はワクチンも普及しておらず、コロナも猛威を奮っていたため無人島プロジェクトの参加にはかなり抵抗があった。ギリギリまで悩んだ挙句、去年は泣く泣く参加を断念した。そのこともあって、今日まで無人島にいきたくて毎日悶々としていた。


今年は学生最後の年。旅や冒険に飢えていた僕は意を決して今回は行くことにした。肝心の資金は全くないけどそんなものはどうでもいい。


社会人はお金はあるけど時間はない、学生はお金はないけど時間はある


お金は後からどうとでもなるけど、学生という時間は限られておりチクタクチクタクと終わりに近づいていることを考えると行かないという選択肢はない。深夜のテンションで迷うことなく申し込んだ。


火起こしをしたこともないし、まともに虫や魚を触ることもできない僕だけど、今までに感じたことのない体験ができるに違いない。とにかく僕の中で期待値がめちゃ高い。


今回の無人島企画で自分に課しているルールがある。

1情報を遮断する

無限に飛び交っている情報社会から完全に断絶する。情報に心を動かされるのを防ぐために。自然に囲まれているところは無限にあるけど、自然に囲まれているところに2泊3日もずっと居れる機会は滅多にない。

2初めてのことを5個経験する

無人島という非日常の空間、2泊3日という限られた時間の中でしかできないことを全力で楽しむ。例えば炭で歯磨きをする。人工のものを一切使わないことで、毎日いかに便利なものに囲まれて助けられて生活しているかを肌で感じ、文明のありがたさに感謝するためである。

3写真を撮らない

写真を撮るのにwi-fiは要らないから無人島でも簡単に撮れるし、思い出として残すには不可欠だろう。でも誰もが簡単に写真を撮れる時代だからこそ非日常の限られた時間の中ではあえて写真を撮らない。物ではなく、五感・全身を使って心に思い出を刻み込みたい。また、間違いなく誰かが写真を撮ると思うから僕が撮る必要はないと思っている。


プロジェクトまであと約1ヶ月。火起こしの練習でもしようか。ディスカバリーチャンネルでサバイバル術を披露しているベア・グリルズの教えをしっかりと頭に焼き付けようか。できることはいくらでもある。


台風や災害が来ないことを祈り、当日までモチベーションを高くしておこう。あー楽しみでしかない。


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