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転職活動の進捗と気づき

だんだんと暖かくなってきましたね。お花が咲きはじめて、散歩が楽しい季節です。

初めて作ったスパイラルブーケ💐



このところ転職活動に励んでいます。

自分の記録用と、もしだれか同じような悩みを抱えている方のインスピレーションになればいいなと思い、現時点での取り組みや気づきなどを書いてみようと思います。


1回目の転職の軸: ホワイト企業


私は2社を経験しています。1社目では長時間労働の常態化や仕事のプレッシャー、細かすぎる仕事内容に嫌気がさし、転職を決意しました。

転職の軸はこんな感じでした。

・景気に左右されない業界
・業界内でのポジションがよい会社
・定時で帰れる
・自分でもできるむずかしくない仕事
・プレッシャーがなく、ゆるい

仕事は生活のための手段だと割り切り、私生活を圧迫しない程度の低刺激な仕事を求めていました。

この大変意識の低い軸に沿って転職活動をし、理想通りの会社を見つけてサクッと転職。

本当に定時で帰れるホワイト企業で、最初のころは転職大成功だとよろこんでいたのでした……。

理想のホワイト企業に転職したはずが……?


ところが、この2社目の仕事がだんだんと辛くなってきてしまい、むしろ1社目よりもしんどくなってしまいました。

側から見れば、給料も上がって定時で帰れるホワイト企業。なにが嫌なの?という感じだったと思います。

「この仕事は客観的に見て辛いわけがない。自分がわがままなだけだ。我慢しよう」とずっと必死に耐えていたのですが、気づけば社風のミスマッチと仕事のつまらなさが限界を迎え、仕事を離れることになりました。

あとで知ったのですが、「長時間労働が嫌だ→残業が少ない会社に転職したい」といった考え方は、「コインの裏返し転職」とも呼ばれるそうです。

複合的な原因で仕事が嫌になるケースがほとんどのため、ひとつの側面をひっくり返すだけでは満足を感じられないそう。べつの悩みが生まれてしまうんですね。

また、私は転職の軸をすべて叶えた理想の会社に就職できたにもかかわらず辛くなってしまったので、そもそも軸の設定が自分にまったく合っていなかったことがわかりました。

きっと自己分析の浅さが敗因です。

得た気づき
・コインの裏返し転職は失敗する
・自己分析が浅いと失敗する

2回目の転職: 理想を描く


次の転職は自分に合ったところにしよう!と意気込み、まずは理想の仕事や働きかたを描いてみることに。

2社で嫌だったことを書き出してみました。

・長時間労働
・慣例だけで続けている生産性のない無駄な業務
・煩雑な決裁フロー
・サボっている同僚
・プレッシャー
・ドライな社風
・退屈なルーティン業務
・頭を使わない作業
・細かすぎるフィードバックと度重なる修正
・業務改善をしない社風
・感情的な上司
・自己保身の社風

これを反転させて自分の理想を炙りだそうと思ったのですが、その前に気になることがありました。

・プレッシャー
・細かすぎるフィードバックと度重なる修正

これは環境のせいというより、自分にも問題があったのだと気づいたのです。

過度に責任感を持ってしまい、1人で抱え込んでだれにも相談できず、プレッシャーを募らせる。そうして自分で自分を苦しめていたのかもしれない。

早めにだれかに相談したり、深刻に捉えすぎないように自分が変わることで、解決できそうです。

上長からの細かすぎるフィードバックで疲弊していたときも、そこまで細かく作ることの意義をやんわり訊いてみたり、ほかの業務の緊急度が高いことを説明して妥協してもらったりできたかもしれません。すべてを期待通りに応えなきゃと思い込み、長時間労働になっていた側面もあったのです。

その2点以外を反転させた理想がこちらです。

・一時的に忙しいのはOK、終わりの見えない長時間労働は嫌だ
・ルールや前例に縛られず、生産性を高める
・融通が利く、裁量のある仕事
・社員の士気が高い
・温かい社風
・変化がある仕事
・頭を使う仕事
・業務改善を積極的に行う
・コンプラ意識が高め
・お互いにサポーティブな社風

ところで、企業の魅力因子4Pという考え方があります。

選ばれる企業の魅力を訴求する際の4PとはPhilosophy(理念・目的)、Profession(仕事・事業)、People(人材・風土)、Privilege(特権・待遇)。

https://www.advertimes.com/20150401/article187147/

私が箇条書きで出した理想は、People(人材・風土)に当てはまるのもがいちばん多いよう。社風を重視して転職活動をしたほうがよさそうなことがわかりました。

1回目の転職の軸で社風にまったく触れていなかったのが問題だったんですね。

続いて、ざっと出した理想の条件を自問自答し、深掘りしていきました。

生産性を高めるってどういうこと? なぜそうしたい?

社員の士気が高いって具体的にはどんな感じ? 温かい社風の定義は?

などなど……。

2回目の転職: 職種を検討する


次に、職種を検討するために以下のことを行いました。

・すごく楽しかった経験とすごく苦しかった経験を振り返り、価値観を洗い出す
・成功体験や充実体験を振り返り、ポータブルスキル(どんな仕事でも使えるスキル)を洗い出す

価値観をリストアップしていて気づいたのが、自分はバックオフィスに向いていないということでした。

バックオフィスは基本的に毎回ほぼ同じ内容の事務作業なので、同じ作業に飽きることなくコツコツ取り組める人が向いています。 環境・仕事の内容ともに、よくも悪くも変化に乏しいのがバックオフィスの特徴です。 そのため、同じ作業でも繰り返し続けられることはバックオフィスの業務をこなすのに適した特徴だと言えます。

https://synca.net/articles/knowledges/Ck4qPomqQ51ATs2HuvGu0w


ルーティンが嫌いで変化が好きなタイプなので、まるで正反対……。思い返せば、変化が激しくて残業多めの1社目より、定時で帰れるけどルーティンのみの2社目のほうが辛く感じていました。

それなのになぜ自分はバックオフィスの人間だと思い込んでいたのか。

やりたいかどうかとできるかどうかを同時に考えるのはNG!


振り返ってみると、自信のなさが原因だったような気がしています。

これはとても大切な気づきだと感じたのですが、

やりたいかどうか(will)

できるかどうか(can)
を同時に考えてはいけない!


とくに「向いている」という言葉は、この2つをごちゃ混ぜにしているようなところがあるため、要注意です。

「自分に向いてる仕事ってなんだろう?」とふんわりした言葉で考えていたから、就活も転職活動もズレてしまったんだなと、今さら気がつきました。

自分に自信がないから、willを考えているのにいつのまにかcanにすり替わってしまっていたのです。

バックオフィスならできるから自分にはそれしかない、と思い込んでいたんですね。


というわけで、私の転職活動は今のところ職種を検討している段階です。なにをしようかな〜と考えるのは案外楽しいです。

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