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つくる人の想い【No.2 楢葉町_日野涼音さん】

SOKOAGE CAMPは運営団体である認定NPO法人底上げのスタッフだけでなく、過去の参加者やSOKOAGE CAMPに共感する仲間が企画や運営に携わっています。今回は、そんな仲間の想いを紹介する「CAMP AND READ」企画の第2弾!

今回もインタビューの様子をお送りします。お話してくださったのは地域コーディネーターという役職で、福島県楢葉町でのSOKOAGE CAMPを企画する「ならは探検隊」の後藤采納さん、日野涼音さん。後編では、日野涼音さんの想いに迫ります。

プロフィール

SOKOAGE CAMP楢葉町地域コーディネーター:日野涼音(ひのりょう)

りょりょ

PROFILE
1999年生まれ。山形県山形市出身。山形県・東北芸術工科大学コミュニティデザイン学科4年生。
大学ではSOKOAGE CAMP運営団体である認定NPO法人底上げ理事長・矢部寛明ゼミに所属。
人を繋ぎ、地域課題を解決を支援する手法を学び、2021年3月より楢葉町に移住し卒業研究を行っている。


聞き手:高田嶺佑(たかだりょうすけ)

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PROFILE
1998年6月11日生まれ。福島県郡山市出身。
山形県・東北芸術工科大学コミュニティデザイン学科卒業。
在学中は、山形市での市民活動支援や若者の集うゲストハウス設立のプロジェクトなどに参加。
認定NPO法人底上げ理事長・矢部寛明のゼミに所属し、コロナ禍における市民活動の必要性を研究。
現在は、未確定のこれからを愛している。

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自分のこと考える時間が社会人になったらなくなる

・普段は大学生としてどういうことされてますか。
  
大学はコミュニティデザイン学科に通ってます。コミュニティデザインというのは人と人を繋いで課題に向き合うことをサポートする学科で、ファシリテーションやワークショップデザインを学び、人がコミュニティが課題に向き合う手法を実際の地域に入って実践しています。

・大学生活の中でSOKOAGE CAMPの運営団体である底上げとの出会いのきっかけは何でした?
  
2個接点があって、所属しているゼミの教員が代表の矢部寛明さんだったということと、SOKOAGE CAMP in 飛島(2021年山形で開催)に参加したことです。

・飛島でのSOKOAGE CAMPに参加するきっかけは?
 SOKOAGE CAMPには興味があったけど私は気仙沼(2020年までは気仙沼で開催)とはゆかりがなく、行くきっかけがなかったんですけど、山形出身なので飛島に行ってみたくて。場所にも興味があったし山形で開催すると聞いて、行くしかないなと思って行きました。

・SOKOAGE CAMPでどういう話がありました?
  
これから地域に入って色々仕事したり、目の前の課題に向き合ったりすることになるだろう中で、自分のこと考える時間が社会人になったらなくなると思って。そこが怖くて、大学4年生の間に自分のこと考えたいと思い参加しました。

 飛島は自然との対話が大きくて、ひとりで島を半周くらいして歩いて自分の中の今の気持ちに正直になりました。「何考えているのかな」と自分をメタ的に見ているけど見れていないみたいな。色々な思考の体験ができてすごく面白かったです。

地域系の部活動から、実際に地域に飛び込むまで

・コミュニティデザイン学科で入って活動するきっかけはあったりしますか。
 高校生の時に地域の企業さんと一緒にお店のレイアウトを変えたりして、どうしたら購買意欲が高まるか、お店のことや地域のことを考える部活をしていました。その時に出会った大人がすごい柔軟に高校生の意見を聞いたことが印象的で。山形って田舎だと思っていたけどいいところもあるなと思って、もっと山形の街づくりに携わりたいと思って学科に入ったのがターニングポイントですね。

・今は楢葉町に移住してSOKOAGE CAMPのコーディネーターもされてますが、日野さんと楢葉町はどう出会ったんですか?
 楢葉町とは私が大学1年生のときに復興創生インターンシップに参加したのがきっかけです。その時の楢葉町の企業さんを選んだということです。

 楢葉町と出会って、関わる人と出会って、この人の動きや仕事ぶりを直近でみて学びたいなと思って。最初は1ヶ月くらいの軽い気持ちだったけど、もう少し一緒にやりたいと徐々に変わってそれが住むきっかけになっていると思います。

・インターンではどういう活動をしていたんですか?

 インターン自体は津波被害にあったご家庭が入っている災害公営住宅で、その中の回覧板を回すようなコミュニティがなかったので、そこの調査とコミュニティをつながるようなきっかけを作るようなことをやっていました。采納(同じく楢葉町地域コーディネーター)とは同じ企業でインターンをしていました。

楢葉にいる人たちの「想い」

・福島県の浜通りって震災原発のイメージもあって、偏見を抱く人もいると思うんですけども、その辺はどう思いますか?

 私自身があんまり震災の文脈で楢葉に入った人ではないのであんまり意識はしていない。でもちょっと車を走らせると人が入れない地域があったりして、すごく現実を見せつけられるというか、それをみて考えることもある。

 楢葉町は比較的早く避難指示が解除されたので、今も6割くらいの人が町に戻ってきていて少しずつ今までの生活を取り戻せつつあるなとは思う。インターン始めた3年前もハード面はできていたんですが、今と町の風景が違うので。人の流れとかが変わってきたなと感じます。

 偏見については、「意外と安全だからきてみて考えてみればいいじゃない?」と思うけどそんなこと言えないですね。

・参加していくれた人たちには、1週間を通じて楢葉町のどういう魅力を感じて欲しいですか?
 震災があった地域なので昔の楢葉町の姿とは全然違うだろうし、もしかしたら普通の街とは違うというか新しいものが多かったりとかする。ハード面としてはそういう街です。 SOKOAGE CAMP中にどのくらいの人に会えるか分からないけど、(楢葉には)戻ってくる戻ってこない、移住してくる、応援するとか、色々な人がいるし、その人たちも楢葉に関わる回数に関わらず想いを持っていて、関わり方の選択をした人がたくさんいます。そういう人の思いという部分に少し触れて、自分の思いは何だろうとか考えてもらったりとかできたらいいなと思っています。

楢葉町での暮らしの楽しみ

・楢葉町で過ごしていて楽しいことは何ですか?
 ちょっとずつ自分のやりたいことが叶っている感じですね。元々小さい頃の将来の夢がいっぱいありすぎて職業を決められなくて、幼稚園の先生とかカフェとか。それが一気に叶ってきて、友達の子供の面倒を見たりとか、カフェの運営に携わったりとか、人生でやりたい100のリストが周りの人のおかげで叶っているな、面白いなと思っています。

 辛いときは、母親だったり采納だったり矢部さんだったり楢葉の人たちだったりに、辛いところや「こういうところが苦しいんです」というのを打ち明けていって、色々な人の意見をきて自分はどうしようを判断しています。

・日野さんにとっての楢葉町みたいな場所は自分にとってどこだろう?みたいなところで考えていったり、町の人と仲良くなりたいと感じたりしたら面白いと思う。コロナの問題もありどこまでうまく行くか分からないけど。そういうのができる場所だと思うんで。
 私も采納も地域コーディネート側が大学生なので、等身大の感じになると思うんですよね。

・等身大だから話せることが大きいのですよね。
 私も采納も一緒に悩みたいし一緒に考えたいし。SOKOAGE CAMP自体そういうものですけど、より強く思います。

・それに加えて、SOKOAGE CAMPの魅力を一言で表すと何ですか?
 自分のために使える贅沢な時間があること。
   (参加してみて)意外と自分のこと考えていなかったんだなと思いましたね。向き合えていなかったんだなって。

りょうさな

最後に

 2人のインタビューで共通していたのは、楢葉町の人ともっと関わりたい、気持ちを伝えたいと常に活動している「愛」。そして2人で辛い時も支え合いながら日常を楽しんでいる「愛」でした。それらを大切にしながら、一度人口がゼロになった町で切磋琢磨している、そのような地域コーディネーターだと感じます。等身大の姿で地域に入り活動している2人と、等身大でぶつかりながら、楢葉町での暮らしを楽しむ。そんな1週間を送ってみませんか。

【SOKOAGE CAMPについて】


【2022冬開催日程】参加者募集中!!
大崎下島:2月19日(土)~ 2月23日(水)4泊5日
庄内地域:3月 3日(木)~ 3月 8日(火)5泊6日
楢葉町:3月 9日(水)~ 3月14日(月)5泊6日

【2022冬オンライン説明会申し込み】


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