見出し画像

SOKUJITSU Vol.3「CITY MAPS for FULL ALBUM」森田直紀 × 高木望

企画からリリースまでを「即日」で完結させるプロジェクト。今回は、高木の会社の(元)先輩であり、フォトグラファーとして活動する森田直紀とコラボ。映画・音楽・写真など共通の趣味をもつ彼と作り上げたのは、「散歩中の偶然的な出会い」と「写真がもつ"記録装置"という要素」に「音楽のフルアルバム」を掛け合わせて作品を生み出す、という盛りだくさんな取り組み。巻末にはいつも通りのダウンロードURLに加え、コンビニでネットプリントできるコード・画像だけをチェックできるTumblrへのリンクを記載しているので、ぜひ手にとっていただきたい。


▼企画会議

森田:なんでもやっていいの?

高木:はい!

森田:なんでもいいとしたら、やっぱり写真を絡めた企画がいい。普段から色々撮るんだけど、特に街中の写真を撮るのが好き。森山大道とかかっこいいよね。

高木:森田さんは森のなかをフィルムで撮るのも好きですよね。

森田:うん。最近よく行く。

高木:実は考えていたのが二つあって。一つ目はSpotifyのプレイリストを作って、各曲をテーマにした写真作品を短時間の中で作り上げること。もう一つは写真っていう過去を記録するための装置を深読みし、移動をしながら10分おきに写真を撮り、定点観測的な作品を作るということなんですよね。

森田:音楽は考えた! 定点観測をしている写真家はもういるけど、面白いよね。
俺が考えたのでいうと、地図に落とし込む企画。例えば俺は旅も好きなんだけど、好きな旅と嫌いな旅がある。嫌いなのはリゾートとか、いわゆるバカンスって感じのやつ。ハワイとか沖縄とか嫌いなの。同じ場所にずっといて「はい終了」って感じが。
そうじゃなくて、車で東京から石川まで行ってふらっとしたりとか、場所ならではの場所を見つけるのが好き。例えばリゾートの海なんて「どこも一緒やん」と思っちゃう。それだったらハワイの住宅街とか行きたい。そういうところに「そこならでは」の場所があると思ってる。
そういう場所を何かのフォーマットに落とし込むとき、地図に落としこんでみたいなって思った。もはや紙の地図でもいいし。
例えば池袋でどこに行く、ってなった時に、全然誰も取り上げないようなところをピックアップしたい。気に入ったところに行くの。

高木:たまたま歩いてたどり着いたところでもいい?

森田:何も決めずにその街に行って適当に歩いて見つけたものの方が結構面白かったりする。出会えなかったら出会えなくて面白いと思う。

高木:じゃあお互い別々に行動して写真を撮って、別の地図に落としこんでみましょうよ。

森田:で、そこに音楽を絡めるか。

高木:各自1枚のアルバムを決めて、各曲ごとのタイミングで写真を定点観測的に撮るとか。アルバム1枚聴き終わる頃に戻ってくると。この曲を聴いていた時にどういう景色が見えているか、っていうのが記録できるような感じにしてみますか。それを地図に落とし込んで、フルアルバム・シティガイドを作る。「移動と音楽」をテーマにしたものを作りましょう。その曲にふさわしくない場所でその曲が始まっちゃった時が地獄ですけど(笑)。

森田:その曲が流れている間だったら、どのタイミングで撮ってもいい?

高木:大丈夫。頑張りましょう。

-------------------------------
ダウンロードはこちら

セブンイレブンでのネットプリントコード: ZJANG548(有効期限:2018/10/21)

撮影した写真作品をもっと見たい方はこちら
-------------------------------


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?