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帰る家があるということ

「旅人と家と日常」というタイトルで書こうとしていた話。

帰る家が無くなった

これまでは帰る家があることが、当たり前だった。
一人暮らしをしても、海外に長期滞在しても
帰る場所がある。それは実家という存在でした。

おじいちゃんやおばあちゃんと一緒に住んでいた私は
いつも誰かが家にいるのが、当たり前でした。

祖父母がふたりとも他界してしまい
そこから実家を売却することに。

その当時、私は既に実家を離れていて結婚もしていたのだけど
やっぱり長年住んだ実家が無くなるというのは
思い出に会える場所、帰る場所が無くなるようで悲しかった。

縁遠かった家を買ってみた

色んな流れがあり、自分自身も家を購入した。
家なんて、簡単に手放せないし、ずっと賃貸が良いと思っていたのだけど。家は要らないけど、広いベランダだけ欲しいなんて
半分冗談で言っていた。

そして購入した家はマンションで、4人家族の予定なのに
55平米という普通の人からすると、ありえない極小住宅。
考えていた部屋が売れてしまい、急に候補に挙がった我が家。
ルーフバルコニーに魅せられて、夢を叶えてみた。

小さな家で実験中

幸い子どもは姉妹。
物は少なめに、コンパクトに仲良く暮らすがテーマ。
意外と家は狭い方が、家族は仲良く暮らせるのでは?!
を身をもって実験中。

帰る家があるということ

ちょっと話がそれたけど
「自由に生きたい」
「旅するように暮らしたい」
「安定なんてつまんない」
なんて思っていた私だったけど、やっぱり帰る家があるって
素晴らしいと感じている今日この頃。
大切な思い出を置いておく場所があるって、ありがたい。

いつか子どもたちが旅立ったら
また考え方も変わるのかもしれないな。

ヨガでは、あなたの身体はあなたの家ですと
表現されることがある。

いつかもっと身軽になった時
家は自分の身体だけで良いと思うようになるのかも。

Home sweet home


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