人生を観覧車に例えてみたところ。
2010.5.21
葛西臨海公園にて。
ウディ・アレン監督の映画で「男と女の観覧車」という作品がある。
ネタバレしたら申し訳ないのであらすじは割愛するけれど、この作品の中で、観覧車は、ぐるぐる同じ出来事を繰り返す人生の象徴として描かれているようだ。
観覧車から見える景色の範囲は同じかもしれないけれど、時間や季節によって見え方は異なるだろうし、例えば建物が取り壊されたり、あるいは反対に新しい建物が建てられたり、常に同じものが見えるわけではない。
その違いに気付けるかどうかが大切なのであって、ゴンドラから降りて次の乗り物、例えばジェットコースターに乗ることだって可能だ。
時として、それは自分の意思に反して、気づいたら乗り換えさせられていた、という時もあるかもしれないけれど。
それで、自分のこれまでの人生を観覧車に例えてみる。
同じ観覧車を2、3周して別の観覧車に乗り換えてまた何周かして次の観覧車へ……、ということの繰り返しのような気がする。
立ち止まって考え、場所を変えてはまた立ち止まり考えると。
そろそろ一つの観覧車に決めるべきではなかろうか。
ふと、そんな思いが沸き起こり、焦燥感に駆られた休日の夕方なのでありました。
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