K.T. Solaris

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平成28年司法予備試験論文式試験 刑法 答案練習

刑訴と併せて構成15分 お出かけ中に解いたので大凡の構成のみ 乙に対する乙宅に対する現住建造物等放火未遂と中止犯の成否 物置と乙宅の一体性 →物理的機能的一体性から判断 物理的は延焼可能性から判断 →延焼の恐れあり、機能的にも一体性あり →一体性認定 現住のあてはめ →住居とは人が起臥寝食する場所だが犯人を除く →内縁の妻がいるが旅行中 →旅行中でも現住性は否定されない →現住性認定 放火とは独立して燃焼を継続すること →段ボールのみ延焼したが既遂か? →分離可能であれば

    • 平成30年司法予備試験論文式試験 刑法 答案練習

      強盗利得罪を否定して恐喝罪にしてしまった。泣きたい。 第一 甲のVに対する業務上横領罪(刑法253条) 本罪が成立しないか、以下検討する 1. 客観的要件 (1)業務上とは、社会的地位に基づき反復継続して行う行為のうち、他人の財産の管理を任されてるものである。甲は投資会社の設立・運営者として投資目的に資金提供を受けたから、運営者としての地位に基づき、金銭管理を任されてる。より充たす。 (2)自己の占有とは、物に対する濫用の恐れのある支配力で、法律上事実上を問わない。今回、預

      • 平成30年 司法試験論文式試験刑法 設問1+公益目的 答案練習

        後半、予備対策に公益目的の検討も追加。書き方難しかった・・・太文字部分は、定義が滅茶苦茶だったので事後的に追加。 設問1 第一 前提 乙に丙に対する名誉毀損罪(230条1項)が成立しないか。公然性や事実の摘示の意義が問題となる。 第二 客観的要件 1. 公然と、とは、原則的に不特定または多数を指す。もっとも、本件では直接の摘示対象は保護者四名及び校長のみであるから何れにも該当しないとも思える。 (1)この点、公然要件を要するのは悪評が伝播する可能性があるからである。そう

        • 令和二年 司法試験論文式試験刑法 設問1 答案練習(修正版)

          財物における1項2項の区別は省略。 設問1 第一 甲に対する恐喝罪(249条1項)の成否Bから600万円を送金させた行為に恐喝罪が成立しないか。特に財産的損失の有無や違法性阻却事由の有無が問題となる。 第二 財産的損害 1.100万円とする考え 元々甲は500万円分の債権を有していたところ、600万円のうち500万円は本債務の弁済にあたり、Bとしては財産的損害が実質的には発生していない。そのため他の要件を満たせば100万円の範囲で恐喝罪が成立する(実質的個別財産説) 2.

        平成28年司法予備試験論文式試験 刑法 答案練習

          令和二年 司法試験論文式試験刑法 設問1 答案練習

          詐欺未遂書けなかった 定義論証がダメダメで、特に恐喝おける違法性阻却事由の論証覚えてなかった。 設問1 第一 甲に対する恐喝罪(249条1項)の成否Bから600万円を送金させた行為に恐喝罪が成立しないか。特に財産的損失の有無や違法性阻却事由の有無が問題となる。 第二 財産的損害 1.100万円とする考え 元々甲は500万円分の債権を有していたところ、600万円のうち500万円は本債務の弁済にあたり、Bとしては財産的損害が実質的には発生していない。そのため他の要件を満たせば1

          令和二年 司法試験論文式試験刑法 設問1 答案練習

          平成24年司法予備試験論文式試験 刑訴法 答案練習(修正版)

          第一 前提 本おとり捜査、録音、録画行為は強制処分に該当しないか、また強制処分に該当しなくとも任意捜査として許容されるか問題となる。 第二 強制処分と任意捜査の限界 1.刑訴法197条1項より捜査は任意捜査を原則とし、例外的に令状をもってして強制処分が認められる。 強制処分該当性は①意思を制圧し②他人の身体住居財産等の重要な権利をを侵害することで捜査目的を達するか否かで判断する。 2.他方、任意捜査も③必要性④緊急性⑤失われる利益と得られる利益の比較衡量から相当性を欠く場合

          平成24年司法予備試験論文式試験 刑訴法 答案練習(修正版)

          平成24年司法予備試験論文式試験 刑法答案練習(修正版2回目)

          第一 甲の乙に対する傷害罪(刑法204条) 乙に捻挫を、負わせた点、本罪が成立しないか。同意による違法性阻却の有無が問題となる。 1.客観的構成要件 傷害とは人体の生理的機能を害する事である。今回乙に捻挫をさせて、生理的機能を害してるから該当する。 2.主観的要件 ②において怪我を負わせる旨認識しており。認容してるから故意(38条1項)が認められる。 3.違法性阻却事由 もっとも、乙は同意しているがどうか。違法性は社会的に不相当な行為を指すから、社会的に相当であれば違法性は阻

          平成24年司法予備試験論文式試験 刑法答案練習(修正版2回目)

          平成24年司法予備試験論文式試験 刑訴法 答案練習

          第一 前提 本おとり捜査、録音、録画行為は強制処分に該当しないか、また強制処分に該当しなくとも任意捜査として許容されるか問題となる。 第二 強制処分と任意捜査の限界 1.刑訴法197条1項より捜査は任意捜査を原則とし、例外的に令状をもってして強制処分が認められる。 強制処分該当性は①意思を制圧し②他人の身体住居財産等の重要な権利をを侵害することで捜査目的を達するか否かで判断する。 2.他方、任意捜査も③必要性④緊急性⑤失われる利益と得られる利益の比較衡量から相当性を欠く場合

          平成24年司法予備試験論文式試験 刑訴法 答案練習

          平成24年司法予備試験論文式試験 刑法答案練習

          第一 甲の乙に対する傷害罪(刑法204条) 乙に捻挫を、負わせた点、本罪が成立しないか。同意による違法性阻却の有無が問題となる。 1.客観的構成要件 生涯とは生理機能を害する事である。今回乙に捻挫をさせてるから該当する。 2.主観的要件 ②において怪我を負わせる旨認識しており。認容してるから故意が認められる。 3.違法性阻却事由 もっとも、乙は同意しているがどうか。違法性は社会的に不相当な行為を指すから、社会的に相当であれば違法性は阻却される。そうすると原則的に同意があれば阻

          平成24年司法予備試験論文式試験 刑法答案練習

          令和6年司法試験予備試験 論文式試験 出題予想

          まったりしてるので書いてみた。 憲法 プライバシー権 政教分離 移動の自由 教育権 法人と目的の範囲(政党、労組) 部分社会の法理(政党、労組) 免責特権と国家賠償 法律と条例 立法不作為 行政法 住民自治と信義則 公定力と違法性の承継 職権取消と撤回 処分性(労災就学援護費、スモークマグロ、健康保険) 差止と執行停止の区別(重大な損害) 受理概念の否定と不作為の違法確認の訴え+国家賠償 営造物責任と国家賠償 民法 知らん 商法 ・名板貸

          令和6年司法試験予備試験 論文式試験 出題予想

          平成21年度旧司法試験第二次試験論文式 刑法第1問 答案練習

          第1 甲の傷害致死罪(刑法、以下略205条)甲のAに対する暴行につき傷害致死罪が成立しないか。共犯の成否、因果関係の有無、正当防衛の成否が問題となる 1. 共犯(60条)の成否 共犯に関して、意思疎通とそれに基づく実行行為が必要である。今回甲は乙に「一緒に反撃しよう」ともちかけ、乙は認容してる。またそれに基づき甲乙はAに暴行を加えた。より共犯が成立する。なお乙丙の殴打にも共謀の射程が及ぶかの問題もあるが、連続した行為で法益侵害も同一だから認められる。 2. 因果関係の有無

          平成21年度旧司法試験第二次試験論文式 刑法第1問 答案練習

          平成27年司法予備試験論文式試験 刑法答案練習

          初見ではない スマホ打ち込み含めて30分で作成 以下条文は全て刑法とする。 第一、甲の罪責 1、甲に業務上横領罪の共犯が成立しないか 253条に則って検討する。 ア 業務上とは、社会上一定の地位に基づき反復継続する行為のうち、財物の占有に関わるものを言う。本件甲は総務部長の立場で金銭等の管理を任されてるから満たす。 イ 占有とは、物に対する濫用の恐れのある支配力で、法律上事実上を問わない。甲は金庫の管理を委託されており、濫用の可能性があるから満たす。 ウ 横領とは、不法領得

          平成27年司法予備試験論文式試験 刑法答案練習

          平成27年司法予備試験論文式試験 商法答案練習

          所見ではない スマホでの打ち込み併せて35分で作成 設問1(1) 429条による損害賠償責任の有無を検討する1.429条の意義 429条は取締役の社会的影響力の大きさから定められた法定責任であり、任務懈怠に対する悪意重過失で良い。ACは以下の任務懈怠が考えられる 2.Aと法令順守責任 ①任務懈怠の有無 355条より法令順守責任が定められてる所、食品衛生法に反するDへの再利用指示は該当するか。 法令の意義が問題となる。 取締役の法令順守義務は社会的影響力の大きさから、会社を名

          平成27年司法予備試験論文式試験 商法答案練習

          令和4年度司法試験予備試験 論文式試験 刑法(構成練習)

          設問1 窃盗未遂の間接正犯が成立しないか 間接正犯の要件は①利用意思②道具性 である ・・・当てはめる 間接正犯が成立する。 もっとも、本件では未遂犯のところ、実行の着手はどうか 間接正犯においては利用者もしくは被利用者を基準にする考え方がある。しかし、間接正犯の態様は様々であるので、個別的に判断する。 具体的には①時間的場所的密接性②不可分性③障害の有無で判断する ・・・当てはめ より実行の着手はなく、罪責を負わない 窃盗の間接正犯が成立しないか。同様の基準で判断する ・

          令和4年度司法試験予備試験 論文式試験 刑法(構成練習)

          令和5年司法試験予備試験 論文式試験 お気持ち

          自分自身で思ったことや指摘されたことをまとめてみました 憲法 多分良い点 ・結果的に比較衡量を用いた判例に近い書き方になった ・事実解明の必要性(社会的影響度、民事訴訟である事、秘密保持契約の妥当性)、取材行為の違法性と当てはめ、報道取材への該当性といった対立軸は書けた 悪い点 ・事実認定が薄い ・職業上の秘密への該当性を書いていない 行政法 多分良い点 ・設問2は裁量の規範と認定、そして事実認定をしっかりしたつもり ・設問1(2)も事実認定はしっかりした 悪い点 ・設問

          令和5年司法試験予備試験 論文式試験 お気持ち

          令和5年司法試験予備試験 論文式試験 刑事実務基礎再現答案(9/17作成)

          設問1(1) Aが所持していたリュックサックの中から会員カードが見つかったところ、この会員カードの所持者は不明である。しかし会員カードは個人情報を紐づいているため、調査によりVの物であることがわかれば、AはVの所有物を持っていることになり、犯行を裏付ける証拠となる。更に、会員情報は客観的な証拠であり、信用性も高い。そのため、下線部①の指示をした。 設問1(2) ①Aが被害品を所持していた事実が重要であると考えた理由 窃盗にしろ強盗致傷にしろ、他人の財物を何らかの手段でその占有

          令和5年司法試験予備試験 論文式試験 刑事実務基礎再現答案(9/17作成)