寄付のよもやま話「ざっくりとした共感」
「寄付のよもやま話」は、ジャンルを選んで寄付をする solio のチームメンバーが、solio そのものや寄付についてざっくばらんに話をする企画です。
今回は桂(K)とたかし(T)で、solio に参画したきっかけや背景について話しました。
K:今日は初期のsolioについて聞きたいと思います。オープンあたりから伺えれば。
T:結構開発が長かったんですよね。開発開始からオープンまで2年くらいあったのかな。コツコツやってて、結構最後に追い込んでリリースしたみたいな記憶があります。
K:先にNPOを集めたんだよね。
T:そうですね。なのでお待たせしてるっていう状態で。
K:リリースと同時に反響は結構あったよね。
T:そうですね、最初はみんなツイートしてくれて。
K:たかしは他にもサービスのローンチに携わってきたと思うんだけど、他のサービスとの違いとかってあった?
T:大きかったのは課金ですね。solioの場合は「利用する=課金する」で、無料利用が居ないので。
K:うん。
T:課金のハードルってやっぱり高いじゃないですか。でもsolioの場合は初日から結構してくれるユーザーがいたので、それは驚きでしたね。
K:確かに。そっから伸びていって、月数十万円まではすぐに行ったよね。
T:はい。
K:リリースしてからはどうですか。
T:Twitterとかで知り合いの知り合いぐらいの人たちまでリーチしちゃった後は、やっぱり伸び悩みましたね。それ以上の人にどう伸ばすかっていうのは難しくて。
K:そうだね。
T:どんなサービス出してもそうだと思うんですけど、界隈の人はすぐ知ってくれて、その後どうするかが難しい。
K:うん。
T:でも面白かったのは、今井さんがnote書いたら伸びるみたいなのがあって、それはすごいなと思いましたね。
K:今井さんの発信力はすごかったね。
T:こんなことあるのか、って思いましたね。
K:寄付ってさ、そもそもするニーズがないじゃん。喉渇いたからペットボトル買うみたいなのはすごくわかりやすい課金の形だけど。でも別に寄付ってする必要がないから、しなくてもよくて。それがnoteとかを読んだときに喚起されるんだろうね。
T:そうですね。寄付するモチベーションってやっぱり共感が多いじゃないすか。今井さんのnoteってロジカルというよりはエモーショナルで、それも相性がよかったんだなと思います。
K:あーなるほど。
T:それが寄付集めに効いてるんだと思いますよね。
K:でもsolioの寄付ってちょっと難しいのは、共感を集めにくいじゃない。問題がはっきりしてないから。誰か困ってる人とかを打ち出すというわけでもないし、特定の問題を取り上げるでもないし。
T:そうそう、そこは難しいですよね。でも「ざっくりとした共感」で寄付ができるっていうのが、solioのすごいところだと思うんですよ。
K:ざっくりとした共感?
T:はい、子供を支援したいと思ったときに、でも団体を選ぶのは大変だから、そこから先はプロの人に任せて、あとは支援先の人が考えて最適に動いてくれるだろうみたいな信頼があって。
K:あーそうだよね、そこが難しいもんね。
T:もちろんすごいスペシフィックな問題を解決したいと思うと、合わないんですけど。
K:うん、でも確かにあるよね。そこまで特定されてない共感、ざっくりとした共感。動物愛護とかも、どの種の動物とか、どのエリアの動物、とかまでは決まってないような。
T:そうですね。なんとなく動物好きだから寄付もしたいというくらいだと、このNPO団体にっていうよりかは広く指定できた方がいいし。そういう気持ちにはsolioはぴったりだと思うんですよね。
K:そういう人たちに届けてゆけるといいね。届けていきたいですね。
T:そうですね、そう思います。
solioはこれからどんな人に使われていくのでしょうか。あらためてsolioの良さについても再確認できた運営でした。
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