solioの今井紀明

スマホではじまる、今よりちょっと、いい世界。 solioの運営ノートです。

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最近の記事

寄付を周囲に知らせる「定期ツイート」機能をリリース その想いとは

ジャンルを選んで寄付するsolioの代表の今井です。 今日はプレスリリース出しました!!!!!!!! 定期ツイートの機能がきっかけで、寄付していることを周囲の方に知らせることができます。金額などは表示されずに公開できるので、寄付した事実と自分の選んだジャンルを周囲に伝えることができます。 NPOを12年経営してきた経験とsolioを始めてから、寄付は口コミで広がってきていることが多いと感じてきました。 solioも周囲のSNSで寄付したことがツイートされるたびに寄付が

    • NPOの起業家たちに共通していること

      ジャンルを選んで寄付するsolioの代表の今井です。今年2月、僕はゼミを開いてNPOの起業家に講義する機会がありました。 NPOにもスタートアップと同じようにステージがあると思っており、シード、アーリー、ミドル、レーターと分けられると思っていて、それぞれの時期の課題などをまとめて話したり、その一つ一つの時期にどういった経営課題が出てきて対処する必要があるのか、また資金調達はどのように行っていくかなどを話すことがありました。10人ほどのクラスに13人ほど参加してくれて、僕にと

      • 15歳、受験期。僕は通りががりで寄付に出会う。

        僕が寄付について「すごい」と思いはじめたのは、22年前にとある施設でNGO屋台村というイベントを通りがかりで見つけたことがきっかけだった。 そこには砂漠を緑化するための取り組みの団体やUNICEFなど様々な国際協力関連の団体がブースを出し、スタッフの方々が訪れる人たちと交流をしていました。僕はそのときはまだ中学校3年生で、受験シーズン真っ只中だったのだが、「〜〜が大変な状況で、、」みたいな説明をしている女性スタッフの方の話がなんとなく聞こえてきて、僕はふっとブースに寄ってみ

        • 寄付のポートフォリオを見直すこと

          ジャンルを選んで寄付するsolioの代表の今井です。少し寄付のポートフォリオを見直してみました。 solioのサービスでは12ジャンルから自分の興味があるジャンルを選んで自分で寄付できて、自分ならではの寄付のポートフォリオを組むことができます。寄付金額の割合も割り振ることができます。 僕の場合は、今回「国際協力」ジャンルを加えました。というのが、ロシアによるウクライナ侵攻後、ウクライナ侵攻に関連するNGOだけに寄付が増えて、他はなかなか増えていなかったので、寄付が少ない分

        寄付を周囲に知らせる「定期ツイート」機能をリリース その想いとは

          初めて寄付を受け取った時、PCの前で飛び跳ねた

          ジャンルを選んで寄付するsolioの代表の今井です。2月からですが、NPOの創業期の起業家向けに講座を開いています。 好評で定員以上の人が集まり、嬉しいものです。 講座で話しながら思い出したのは、創業期の時代のこと。僕は商社を辞めて、家を引き払い、家賃2万の4畳の部屋に引っ越しました。窓もなく、荷物を入れると実質2畳ぐらいしかありません。そこに一人住みながら、知り合いのフリースクールの1階の一部のスペースをお借りすることになり、現在の認定NPO法人D×Pを立ち上げた。

          初めて寄付を受け取った時、PCの前で飛び跳ねた

          「NPOはいらない」ではなく、NPOは必要です。

          ジャンルを選んで寄付するsolioの代表の今井です。ここ最近、SNSで「NPOはいらない」とよく見かけています。NPOの代表としても、solioで寄付を繋いできた身としても「残念。。。」と思うことが多いです。 そもそも、NPOとは何かをここでは論じませんが、自分が10年以上子どもたちの支援の現場を作ってきた経験から言うと、政府のセーフティネットが粗い、もしくは制度を用意していても広報も政府から個人へのアプローチも少ないです。そのため、NPOが子どもたち個人に対してリーチして

          「NPOはいらない」ではなく、NPOは必要です。

          solioリリースから2年経ってわかった、寄付を集める難しさと集めるための魔法の一言

          ジャンルを選んで寄付するsolioの代表の今井です。 今日なんですが、僕が代表を務める認定NPO法人D×Pのがファンドレイジング大賞という賞を受賞しました。 ファンドレイジング大賞とは とのこと。寄付を集めて事業としてもしっかり活動している団体が受賞を受けるものだと思っておりますが、そこに様々なNPOさんがある中で、うちのNPOが選ばれるとは!!!!!と思いました。 プレスリリースも出てました。 確にD×Pの寄付者さんは確実に増えていて、月額寄付サポーターも2800

          solioリリースから2年経ってわかった、寄付を集める難しさと集めるための魔法の一言

          NPO関係者はsoilの非営利スタートアップ助成プログラムは必見。

          ジャンルを選んで寄付するsolioの代表の今井です。今日はどうしても紹介したいものがありました。 非営利スタートアップ助成プログラムですよ。 最大1000万円までの助成と、まだ団体作っていないところにも最大100万円です。 これ、solioでも大切にしてきてイケハヤさんと非営利スタートアップに600万円の寄付を実施しましたが、本当に大切な取り組みだと思います。 詳しくはこちらのnoteですが、NPOが減少していく中でスタートアップNPOの支援って本当に数少ないのです。

          NPO関係者はsoilの非営利スタートアップ助成プログラムは必見。

          匿名寄付の面白さと、もったいなさと。

          ジャンルを選んで寄付するsolioの代表の今井です。毎日のように寄付に関するニュースを読んでいますが、多いのが匿名寄付です。日々、自治体やNPO(多くは自治体ですが)に対する数十万から数千万、多い時には億単位の寄付などがニュースに出ています。 今検索してみたら、 これとか去年の12月に10億円寄付って書いています。。。(驚 あと、こういった匿名で キャラクターの名前を名乗っての寄付もこの10年ぐらい毎年のように見かけるようになりましたし、一時期テレビでも話題になった時

          匿名寄付の面白さと、もったいなさと。

          ボランティアのNPOも、人件費をしっかり出すNPOもどちらも大切です

          ジャンルを選んで寄付をするsolioの代表の今井です。 先日、SNSでボランティアでやっている、無償でやっているからすごいんだ、というような(ざっくりいうと)論調を見かけることが多くありました。 私自身、ボランティアで10年や20年近く継続的に運営している団体を見ていると、それはそれで素晴らしいと思います。地域でのボランティアなどの継続など楽しいからやれているだろうし、やりがいがあったり、何かしら面白いからこそ長期間続けることができているからです。 そのような団体も多く

          ボランティアのNPOも、人件費をしっかり出すNPOもどちらも大切です

          「寄付はお金持ちになってから」という人に伝えたいこと

          ジャンルを選んで寄付するsolioの代表の今井です。久しぶりのnoteになりますが、先日こんなことをある方に言われました。 「月額1000円の寄付は意味がないって思ってしまいます」 月額1000円寄付したところで大して役に立っていないんじゃないか、ということを言いたかったと思います。そうですよね、僕もNPO始める前まではそう思っていました。 ただ、僕の方でお伝えしたのは以下になります。 「意味がないなんてないです。例えば、僕が代表を務める認定NPO法人D×P(ディーピ

          「寄付はお金持ちになってから」という人に伝えたいこと

          寄付のよもやま話「ざっくりとした共感」

          「寄付のよもやま話」は、ジャンルを選んで寄付をする solio のチームメンバーが、solio そのものや寄付についてざっくばらんに話をする企画です。 今回は桂(K)とたかし(T)で、solio に参画したきっかけや背景について話しました。 K:今日は初期のsolioについて聞きたいと思います。オープンあたりから伺えれば。 T:結構開発が長かったんですよね。開発開始からオープンまで2年くらいあったのかな。コツコツやってて、結構最後に追い込んでリリースしたみたいな記憶があ

          寄付のよもやま話「ざっくりとした共感」

          第3回 寄付のよもやま話「solioにジョインしたきっかけは?」桂編

          「寄付のよもやま話」は、ジャンルを選んで寄付をする solio のチームメンバーが、solio そのものや寄付についてざっくばらんに話をする企画です。 前回は前平がsolioに参画したきっかけについて語りました。 今回は前回に引き続き、桂(K)と前平(M)で、solio に参画したきっかけや背景について話しました。 M: 逆に、桂さんが solio にジョインしたきっかけって何だったんでしょうか? K: もともと今井さんとたかしと家入さんで、よしやろうって話になってた

          第3回 寄付のよもやま話「solioにジョインしたきっかけは?」桂編

          寄付のよもやま話 「solioにジョインしたきっかけは?」前平編

          「寄付のよもやま話」は、ジャンルを選んで寄付をする solio のチームメンバーが、solio そのものや寄付についてざっくばらんに話をする企画です。 今回は桂(K)と前平(M)で、solio に参画したきっかけや背景について話しました。 K:前平さんはもともと寄付に興味あったの? M:もう10年以上ですけど、東日本大震災がありましたよね。 K:うん。 M:そのときに何もできなかったなーって。コンプレックスですね。あのときは高校3年生かな。もうそこそこの大人で、ちょ

          寄付のよもやま話 「solioにジョインしたきっかけは?」前平編

          第1回 寄付のよもやま話 「ジャンルごとの寄付金額の偏りってどう思う?」

          「寄付のよもやま話」は、ジャンルを選んで寄付をする solio のチームメンバーが、solio そのものや寄付についてざっくばらんに話をする企画です。 初回となる今回は、solio チームのエンジニアの takashi(T)と、maehira(M)で、solio の開発期を振り返りながら、UI デザインについて話しました。そして、話は「ジャンル選択画面」へ。 M:UIデザインで一番悩んだところね。寄付を始めるときのジャンル一覧画面は結構悩んだ記憶がある。 T:見せ方ね。

          第1回 寄付のよもやま話 「ジャンルごとの寄付金額の偏りってどう思う?」

          「寄付疲れ」との向き合いを考える

          ジャンルを選んで寄付するサービスのsolioの代表の今井です。 「寄付疲れ」という言葉を聞いたことがありますか?Twitter検索で「寄付疲れ」と検索すると、色々と出てきます。 「寄付疲れ」という言葉に明確な定義はありませんが、読み込んでいくと「寄付し続けること、寄付をお願いされ続けることで寄付をしたくなくなる」ということでしょうか。 僕の場合は、「寄付疲れ」をしたことはありませんが、自身の経験だと友人や知り合いの起業家のクラウドファンディングに支援やシェアを求められす

          「寄付疲れ」との向き合いを考える