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トリプルプレイへの道 10~16日目【モンゴリアン】異なるデバイスでダブルプレイ

 ふと思ったのですが、片手プレイやダブルプレイなどの変則プレイと、音ゲーはよく似ているのではないだろうか。
 DDRは足、ビートマニアは手というように、音ゲーマーさんはまさに身体の部位を駆使してゲームをクリアするエキスパート。己が肉体を駆使してゲームクリアを目指すという点において非常に近い性質を持っているように感じるのです。
 変則操作プレイをしていると常々思うことがあって、音ゲーマーさんや、また、ゲームに限らず楽器演奏者や中国雑技団の方々なんかが変則プレイをやったら一瞬で習熟しちゃうんじゃないかと。
 技能巧者には負けられない!と勝手に対抗心を燃やしつつ、順番的には左手プレイをすべきなのですが、ここでダブルプレイに挑戦することにしました。

プレイ記録 10~16日目

10日目 ダブルプレイ[パッド/スティック]
 
とは言ったものの、現状所有しているアケコンは1台。そのため、今回のダブルプレイにはXBOX360コントローラーアーケードスティック。つまりパッドとアケコン、異なるデバイスを使っての攻略を行う。
 最終的にアケコンオンリーにするのならパッドを練習しても意味は無いのだが、前回のツインビーでコントローラー操作の習熟自体に大した時間はかからないと判明したので、ダブルプレイ先行体験という形でとりあえず今あるデバイスでやってみよう、と思い立った訳です。「今あるものでなんとかする」が座右の銘なんです!(今考えた)。
 今回のプレイではゲームそのものの攻略よりも、2つのキャラクター操作を同時に行う感覚を掴むことを目的とします。

 そんな初めてのダブルプレイに選んだのは、グレフさんから2011年に発売された星霜鋼機ストラニア。今回は2015年のSteam版ですね。

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 ストックした3つの武器を切り替えつつ、そのうち2つを同時にショットとして放つというシステムが特徴的な縦スクロール型STGで、例えば、弱い雑魚が沢山出る場所であればバルカン&反射ショット、左右からの敵が多いならサイドショット&追尾ミサイルといったように、場面に応じて武装を選択する攻略が楽しいゲームなのです。

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 場面ごとの武器の取得・切り替えなどで画面状況をよく見る必要があるため、ダブルプレイの感覚を掴むのには丁度良い作品なのではないでしょうか。・・・いや、丁度良いか?ちょっと難しいかも。
 一応、一人プレイではHARDノーコンティニューも達成していますし何とかなるでしょう。多分。

 それでとりあえずコンティニュー無制限でクリアまでプレイしたのですが、これは・・・。2つのキャラクターを同時に操作するのがここまで難しいとは思わんかった。
 まず、難しいのが位置関係による操作の混乱。今回、左手にパッド(1P)右手にアケコン(2P)の構えでプレイしており、左に1P、右に2Pがいる時はまあ問題ないのですが、左右の位置関係が入れ替わった場合に、どうにもあらぬ方向に動かしてしまうのです。これは脳が左手は左側にいるキャラを、右手は右側にいるキャラを操作しろと命令しくさっているせいでしょう。
 続いて、弾幕の回避。後半のボスは結構な弾幕をばら撒いてきて持久戦になることも多いのですが、やはりこの操作形態となると細かい回避は困難で、湯水の如くコンティニューを使ってしまいました。あとこのゲーム、お互いの自機に接触判定があるので重なって同じ場所で避けるということができず、それぞれ別のルートで弾幕を抜ける必要があるんですよね。
 前者に関しては、位置を入れ替えないようにプレイするという手もありますが、これは却下。たとえこのゲームがクリアできても他のゲームで同じ壁にぶち当たるだけなので、なんとかここで矯正したい。後者は、それぞれの自機を見て操作するのではなく、画面全体を見てのプレイを意識する所に突破口があるような気がします。うーん曖昧過ぎる。まあ最初のプレイだしこんなものでしょうか。

 操作に関しては、右手のアケコンは前回と同じ。パッドはLBボタンにショット、LTボタンに武器チェンジ、セレクトボタンにゲージを消費して一定時間無敵になるオーバードーズを割り当てました。親指でスティック、人差し指でLB、中指でLTと、普通にコントローラーを握る時と同じですね。

11-12日目 ダブルプレイ[パッド/スティック]
 今回のストラニアは何をもってクリアーとするか

難易度 NORMAL
残機 9
ノーコンティニュー

 この設定でのクリアを目標とすることにした。HARDの道中の敵はバカスカ弾を撃ってくるのでびびってのNORMAL設定ですね。真のラスボスは難易度HARDでないと戦えないけれど、そういう心配は一度クリアしてからするべきでしょう。
 この設定で改めて挑戦し始めましたが、攻撃が激しくなる4面ボスや5面でやられてしまう。そこまではそこそこよい感じに行けるのですけど。

 とりあえずただ漫然とプレイしても仕様が無いと思い、しばらく普通にプレイして、普通プレイとダブルプレイのプレイ感覚の違いを探してみることにしました。
 で、普通に遊んでいて思うのが、ストラニアはやっぱり面白い。武器次第でガラッと変わる戦い方。演出も音楽も滅茶苦茶格好良い。敵側を主人公としたサイドバウワーも付いていて2倍楽しめるし。これが1480円で買えるって素晴らしいことですよ。

 まあそれはよろしいのですが、普通プレイをしていて気が付いたのが、私は自機を中心に画面を見ているということ。ですが、ダブルプレイでは自機が2体いますので自機を中心視野に充てたプレイでは無理が出てくるわけです。なのでまず今後の方針として、画面中央に視点を合わせてのプレイを意識します。
 イメージとしては酩酊した時の様な視界がいいのかな。こう、目が据わってボケーっとしてる時の、半醒半睡の視界で。プレイ中は傍から見られたくないな・・。

13-14日目 ダブルプレイ[パッド/スティック]
 
中央に視点を合わせる作戦は思ったよりも効果的なようで、各自機の操作や弾の避け方がスムーズになっているような気がする。気がする・・・。プレイを重ねれば操作が上達するのは当然のことで、この行為が本当に成果を挙げているかは定かではないのだ。プラシーボでも何でも効果があればそれでいいですけど。
 何れにしろ、同じ箇所をじっと見続けるのは相当に集中力を要するので、もっと力まないで済むような付き合い方が必要なようです。

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 攻略は5面ボスで詰まっている状態。四方からの攻撃に加えてダメージの与え辛い本体と、2P操作で相手をするには厄介極まりなく、ここまで残機を温存しても瀕死 or Die。強すぎるんじゃ。残機設定 9にエクステンドで2人合わせて20以上もの残機でプレイしてるのにどうなってるんだ。分子モデルみたいな形状しおってからに。

15-16日目 ダブルプレイ[パッド/スティック]
 視点は、自機同士の対角中心に向けるのに落ち着いた。互いが離れるとその分危険は多くなるけれど、これが無理せず自然にプレイできて丁度いいかな。画面真ん中をジーっと見つめるだけのプレイは正直あんまり楽しめなくって。無理はいけないですね。
 
 ゲーム進行の方は、今までその場の気分で選んでいた武器の取捨選択を、どこで何を取るかあらかじめ決めて挑むことにしました。あんまりガチガチな攻略は今回の目的(操作感覚を掴む)にはそぐわないことだとは分かっているのですけれど、次のステップに向けて注文した追加のアケコンが明日届くので本日中にケリを着けたかったのです。
 「今ある物でなんとかする」とはなんだったのか

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 ともかく、4、5ボスで消耗することを前提に他の場面を安定させ、とうとう辿り着いたラスボスを瞬殺しクリアー。この残機設定なら5ボスさえ突破できればクリアできる確信はあったので割とあっさり。
 1日あたりのプレイ時間が30分前後なので、クリアまで3~4時間くらいでしょうか。
 どうにも感慨は薄いがこのモヤモヤはアケコンでのダブルプレイで晴らすことにしましょう。その暁にはHARDで真ボスとも戦わなくては。

 例に漏れず動画は撮っておいたのですが、fps設定を誤ってしまい処理の多い場面で少しカクつきます。設定変更後のテスト1回目のプレイでクリアできるとは思わなんだ。

日誌区間 22/02/02 - 22/02/10

ダブルプレイ(モンゴリアン)の感想

 異なるデバイス同士ではありますが初めてのダブルプレイ経験。2つの操作を同時に行うという行為はやはり困難で、前回の片手操作のような身体機能の訓練次第でいつかは到達できるものと違って、ダブルプレイでは意識や注意分配といったフィーリングが基幹にあります。
 それには心理的な訓練が必要になると思うのですが、メンタルの部分となると目や肉体で成長を測ることができないので、明確な問題点や解決策を導き出すことが難しいんですよね。出口の見えない洞窟を進んでいるような感覚と言いますか。いずれにしろダブルプレイやトリプルプレイを行う上で最も重要な課題となるのではないかと思ってます。はたして1P2Pの位置が入れ替わった時の入力の混乱を直せる日は来るのか。
 この極致はどこにあるのでしょうね。二重人格になってそれぞれの人格で各自機を操作するとか?

 パッドの操作に関しては、ストラニアはLB、LTやセレクトボタンにさえコントロール割り当てできたのが奇跡でした。ボタンコンフィグが不自由なゲームって結構多いんですよね。
 それとこのゲームはボタン押しっぱで弾が出るのでいいですけどボタン連打系だったらパッドは無理だったかなと思います。
 パッドの悪い点としては、上に貼った動画を見てもらうと分かるんですが
絵面が地味なところ。
 ストラニアとダブルプレイの相性はいいと思います。一人プレイでは3つまでしか持てない武器を実質6つ保持できて、あらゆる場面に対応でき、また、2Pプレイでもゲーム内容に差異はないようで、2倍の火力で殆どのボスが瞬殺でした。一人プレイでは絶対に不可能な速度で決着できるのは気持ちいいですね。

 ところでこの操作形態ってモンゴリアンって呼べるんでしょうか。

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