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キプロス:レフコシャ(レフコシア)(2022年8月)

また前回のキプロスの記事から時間が経ってしまったが、今回は北側のキプロスの首都レフコシャを写真で紹介。
「北側の首都」ってどういうこと?という方はこちらもぜひ。

上記リンクにも書いたように、北側の首都へはパスポートがあれば1日入国できる。ニコシア滞在中に、私たちは2回レフコシャの方を訪れてみた。

国境を通ると、まずはこんな通りに出る。観光客のためのお店がたくさん並んでいる。別に南側とあまり変わらない。

メインとなる観光名所はビュユック・ハン。もともとはキャラバン(隊商)のための宿泊所であったが、現在ではお土産物店やレストランやカフェなどが入っている。

1572年にオスマン帝国支配下で作られたもの。
本屋さんで売っている本もトルコ語。

それからセリミエ・モスク。これは個人的に見学するのをとても楽しみにしていたのだが、残念ながら修復中で見学不可であった。

元々はゴシック様式の教会だったのを、モスクに転用したもの。工事のために広い範囲が閉鎖されていて、これがなんとか撮れた写真。

気を取り直して市場へ。

八百屋がメインだったが、スパイスや衣服を売る店もあった。
唐辛子が美味しそう!

市場を出て町の一番北側にあるギルネ門を目指す。

「INTERNET CAF」という名の八百屋さん(笑)。トマトが美味しそうだった。

ギルネ門は、パフォス門、ファマグスタ門と並んで、16世紀にヴェネツィア共和国によって建設されたもの。

19世紀にはオスマントルコによって修復されたらしい。
門の外側にはトルコ建国の父であるアタテュルク像も。

その後、暑い中旧市街を散策。ニコシアの旧市街よりかは少し活気があるように思えた。なんてったって、日本食レストランだってあったのである!

見つけた時にはまさに「生き甲斐」を感じたが(笑)、唐人もそうだったのかと考えさせられた、絶妙なネーミング。

興味深かったのが、サマンバーチェと呼ばれる区域。あまりガイドブックとかにも載っていなくて知らなかったのだが、
1900年前後に低所得民層のために作られた家屋群である。

いきなり真っ白な建物の一角が現れる。
共同用水?なのか、この井戸を中心に建物が縦横に広がっている。
植木がたくさんあって、可愛らしい。猫もたくさんいた。

本当は北キプロス側も回ってみたかったが、ツアーなどに参加しないと無理なよう。特にこの後に行くラルナカからは、遺跡などを周るいろいろなツアーが出ているようであった。

一度だけランチもとったが(暑すぎて写真なし)、安くて美味しかった。トルコビールも飲めたし、たった数時間の滞在だったが、少し異国情緒を味わうことができた感じである。

次はトロードスの記事の予定。
(つづく)

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