たけたろう

30代社会人男性です。このノートには、主に読んだ本の要約、アート作品を観賞した感想など…

たけたろう

30代社会人男性です。このノートには、主に読んだ本の要約、アート作品を観賞した感想などを書いていきたいと思います。 小津安二郎監督の映画や夏目漱石の小説等に興味があります。宜しくお願い致します。

最近の記事

植物

最近植物を購入し育てている。種類はサンセベリアという品種であり、枯れにくいからという理由で購入した。見た目も葉っぱが綺麗な緑色でハイドロカルチャーで育てているので土の色も赤褐色で葉っぱとの色合いがお洒落っぽい。 このサンセベリアであるが、今の容器が段々と小さくなってきた為植え替えのタイミングを迎えている。寒い時期ではなく、5月〜10月に植え替えをするのが良いらしい。 その為昨日は丁度良いサイズ感の鉢を探していたが、買うには至らなかった。植物の容器の高さと底の長さを測っていたが

    • 砂の女 part2

      以前に読んでいた、「砂の女」という作品を読み返していた。結果的には気になるフレーズのオンパレードであった。 まず、私はこの作品について致命的な勘違いをしていた。作品の最後に主人公の失踪届が地方裁判所から発行されて終わるのだが、それは現実世界の方における失踪であり砂漠で失踪したわけではない。 しかし私がこの作品を再び読む前に抱いていた印象は、最後に主人公が死んでしまう話であった。 失踪届を死亡届と勘違いしていたようだ。 砂の女を名作たらしめる理由は、砂の女側から見た男性の姿が描

      • 人間関係

        私は勉強が好き、な方だと思う。それは新しいことを知れることに喜びを感じるからであるが、本を読んだり勉強をしたりしていると「そこに居ても良い感」があるからだとも言える。 勉強が好きな反面、対人の人間関係に関しては疑問符が浮かぶ。いや、きっと極端に苦手なわけではない。そうだとしたら対人の仕事である介護には就業しない。けれど、対人ではない仕事をしている人の話を聞くと、そういう方が向いていたんじゃないかと思わないでもない。 話は少し変わるが、昨日乙武洋匡さんと宇野常寛さんが江東区の選

        • 人間 part2

          youtubeで又吉さんが仲の良い芸人達と好きな本について語る「第一芸人文芸部」という動画を見ている。又吉さんは色々なジャンルの本に精通していて、自分の足を使って書店を開拓されていて本当に本が好きな方なのだなと思った。 今朝色々と思うことがあり、又吉さんの「人間」という本を読み返していた。 作中で、「現状を打開しようとあがいているが人間として適切なだらしなさも持っていて台無しになり苦しそうにしている」主人公のことが好きだという登場人物が出てくる。 この台詞は当に私のことを言い

          大人になれない

          31にもなって未だに人任せにしてしまう。仕事も先輩の判断を、本当に正しいか検証することもなく実行する。理解判断する力が乏しい。 けど乏しいまま生きてこれてきてしまっている。 それは周りの人や環境に恵まれているからなのか、世の中が便利だからなのか。そういったモヤモヤを抱えつつも、酒の飲めない自分はお笑いのラジオを聴き問題を有耶無耶にする。 ラジオなどのコンテンツそれ自体には何も悪くない、むしろ明るい気分にさせてくれる良いものだが、自分の使い方がどこか現実逃避的な部分があるから本

          大人になれない

          https://stand.fm/episodes/65ffa794fd02005c87e8aa5d 寿町のひとびと という本を読んだ感想について話しました。一横浜市民として、この町については考えるところが多いです。 支援する側、される側という枠組み自体に疑問を抱きました。

          https://stand.fm/episodes/65ffa794fd02005c87e8aa5d 寿町のひとびと という本を読んだ感想について話しました。一横浜市民として、この町については考えるところが多いです。 支援する側、される側という枠組み自体に疑問を抱きました。

          一息

          毎日バタバタである。 今日は介護の仕事の中でも特に大変とされている入浴介助の日だった。浴室と入居者様が生活されているフロアを行ったり来たりして、息付く間もない程だ。当然終わったら後片付けがある。 自分にとっては大変だが、世間的に見れば普通というか特別忙しくはないだろう。 明日も予定が2つ入っている。おそらく3つに増えるだろう。全て自分が興味があること、好きなことだ。 社会人も10年目になると、少し余裕が出てきて自分の専門以外に興味関心が増えてきて色々と手を出すようになる。行動

          https://stand.fm/episodes/65e70887d7b7d118aa0288fb 宮崎哲弥さんの「教養としての上級語彙 知的人生のための500語」を読んだ感想について語りました。 初のLIVE配信の為、間延びしてしまいましたが良い経験になりました。

          https://stand.fm/episodes/65e70887d7b7d118aa0288fb 宮崎哲弥さんの「教養としての上級語彙 知的人生のための500語」を読んだ感想について語りました。 初のLIVE配信の為、間延びしてしまいましたが良い経験になりました。

          水木しげるの妖怪百鬼夜行展

          昨日横浜そごうにて開催されていた、「水木しげるの妖怪百鬼夜行展」に行ってきた。 水木しげるは、彼の書いた大人が読むような妖怪事典を幼少時から読み慣れ親しんでいた。 今や本が好きだと周囲に公言しているわけだが、その原体験となっている1つとして水木しげるが挙げられる。 話は逸れたが、肝心の展示の内容は色々と気になることが多かった。とりわけ気になったのは、水木が妖怪のイラストを作成する際に参考資料を神保町の古書店から仕入れていたことだ。 私の通っていた大学のキャンパスから神保町は程

          水木しげるの妖怪百鬼夜行展

          https://stand.fm/episodes/65dd41528cbd08b065227c1a スタンドfmを始めました! チャンネル創設の経緯、最近読んだ本についてなど語っていますのでちょっとした息抜きにお聴き下さい☺ 最初なので、若干(いや、かなり)堅いです笑

          https://stand.fm/episodes/65dd41528cbd08b065227c1a スタンドfmを始めました! チャンネル創設の経緯、最近読んだ本についてなど語っていますのでちょっとした息抜きにお聴き下さい☺ 最初なので、若干(いや、かなり)堅いです笑

          僕らは大事な時間を 意味もなく削ってた

          スマホ依存症気味である。隙間時間があるとつい、スマホで意味もなくSNSを見てしまう。 大学生の時からそうだ。特に見たい情報があるわけでもないのに、気が付けばTwitterを見て時間を潰してしまっていた。どれだけ時間を無駄にしてしまっていたか知れない。そういったことを外出中にwifi無しでしていれば、実際にデータ通信を行なったことによりどんどん速度制限へと近づいていくことで自分の首を締める。 先日東京ドーム公演を終えたばかりの若林さんのエッセイを読み返していたら、「昔を現実だけ

          僕らは大事な時間を 意味もなく削ってた

          禿げしかれとは祈らむものを。

          髪の毛が薄くなってきている。元々生まれつき髪の毛が少く親から心配されていた程だったが、最近はヘアセットでワックスやスプレーを使っているからより薄くなってきている気がする。 一番は夜勤の不規則な生活が大きい気がする。 毛髪が一番成長するのは22時〜2時がゴールデンタイムの時間らしい。その時間を自分は仕事に充てていることになる。 別にいずれは終わりを迎えるこの命、形あるものはいつか壊れる。すなわち髪の毛もいつかはなくなる。だから無くなっていくのは仕方のないことだ。 でも、まだ早く

          禿げしかれとは祈らむものを。

          ガンダムSEED freedomを鑑賞

          本日ガンダムSEED freedomを鑑賞してきました。 まず、ガンダムSEEDのアニメ版は私が中学1年頃の時にやっていた記憶があります。 当時は「ルナマリアが」「カガリが」など色々と話題になっていました。いわゆる「萌え」の対象として認知されていた気がします。 自分は当時アニメ版を見ていませんでした。 理由は2つあります。1つは、勝手な思い込みでガンダム=オタクの人が見るもの、と考えていたからです。自分は当時自分が運動部に入っていて文化部=オタクという非常に狭い視野で物事を見

          ガンダムSEED freedomを鑑賞

          理解判断

          思い出はいつも綺麗だ。友人や家族、近しい人のことを距離が離れている分には心温まる思い出が蘇ってきてセンチメンタルな気分になるが、いざ対面で会ってみると相手の癖に辟易して不愉快な思いをすることは往々にある。もちろんそれだけではないし、自分も相手にそのような思いをさせている自覚はあるのだが。 昔同じボランティアのメンバーに言われたことがある。 「たけたろう(自分)は遠巻きに見ているのが一番面白い」 このnoteでは文化人気取りで好き勝手書いているが、現実の私はドジで鈍臭く不器用な

          東京基準

          youtubeで令和ロマンのくるまさんとラランドサーヤさんが一緒に飲んでいる動画を見て、めちゃくちゃ楽しかった。なんというか、大学生だった頃を思い出し懐かしい。あの頃の青春時代の真っ直ぐさを経て、組織に入り色々な思惑なり立場なり自意識なりにがんじがらめになった時代を超え再び同志として巡り会えた喜びを感じた。(そんな堅苦しい内容の動画ではないが、勝手にそう受け取っただけ) 自分は大学生時代東京に通っていたが、段々と自分にはまだこの場所は早かったと感じていた。 端的に実力不足だ。

          国語

          最近国語ということについてよく考える。 現行の国語教育、というものは果たして上手くいっているのだろうか。テレビバラエティでは、現代の若者は難しい漢字を知らないなどと言ってからかうが、これだけ映像やVRなどが氾濫している現代においてどれだけの若者が言葉の必要性について考えているだろうか。けれども、この世の中について生きている以上まとまった文章を読んで理解するということを避けては通れない。卑近な例で言えば料理のレシピだろう。私はよくレシピの文章を読み落としてしまい、本来とは違う工