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社明

このところ悩んでいる。社会福祉士という国家資格を受験するか否かでだ。
この資格を取りたいと言っていたのは1年以上前からだ。勉強の内容には興味が持てるし苦にならない。
しかしながら、肝心の資格を取得しどうしたいかが見えてこない。厳密に言えばなりたいと思う職業がコロコロと変わる。ちなみに私が今なりたいと思っているのはケースワーカーで、仕事をこなしつつ休みの日は炊き出しなどボランティアの場に趣き仕事では対応しきれない声にも耳を傾ける、そんな理想像を思い描いている。けどそんなイメージも一ヶ月後には変わっているだろう。
こんな調子で、安くはない受講料や仕事を休まないと成立しない実習に参加するのは愚の骨頂と言える。いざ社会福祉士の勉強を始めても、「これはやりたいことじゃなかった」となりかねない。
そんな逡巡を繰り返す日々の中、駅の広告から「社会を明るくする運動」という活動を知った。
この活動はいわゆる更生保護に関する内容で、非行を犯してしまった人を見放すのではなく地域社会で見守っていこうというのが大まかな趣旨だ(と思います)。故・谷村新司さんもこの活動に熱心に取り組まれていたらしい。この活動を知り、安直に興味のあることを仕事に結びつけなくても良いのかもしれないと私は思った。皆色々な顔を使い分けて生きている。仕事での自分が全てではないのだから、多彩な活動をしていく人生があっても良い。

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