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グラデーションでまさかの表現 重ねの色目

語彙力がイマイチな私。
文章も言いたい事が伝えられるようになりたいと思い本を手に取ってみた。
それは色の表現が書かれていてある言葉に目がとまった。

重(かさね)
と読むらしい。

装束の表地と裏地の色の組み合わせた配色で、四季折々の名前がつけられている。
この表現が美しい。

白と紅で「雪の下」
白と蘇芳で「梅」
濃紅と紅梅で「梅重」
薄紫と青で「藤」
赤と濃赤で「紅葉」
これはほんの一部でどれも花や植物や自然にまつわる名前がつけられている。

さらにこの表現で私は重ねの色がもっと知りたくなってしまう事に。
紅梅と薄紅梅で「紅梅匂」
「匂い」は薄い色と濃い色でグラデーションになっていて匂いが湧き上がってくる表現だとか。
香りを色で表現する平安時代の人の感性には驚かされる。
そして自分の表現力のなさが悲しい。

十二単となるとさらに色を重ねて襲(かさね)となり「匂い」の表現も何色も色を重ねて香りがしてくるような色合いになっている。
グラスアートでフィルムの色づかいで匂い表現やってみたい。

色の言葉で重ねの色を知って、次に重ねの色の本を探し、もっと詳しくと次の本を手にしたら文字が多くてちょっと挫折しそうになって写真多めの本に変えてみたり
次から次へと重ねの色の本を数冊読んでました。

自分の伝えたい言葉を見つけたくて今年も本を読む。

いただいたサポートはグラスアートの創作に使わせてもらいます。オリジナル作品を生み出していきたいです。