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母と私の大丈夫日記 1

母のうつ虫退治!奮闘記

どうしてもご飯が食べられない!異変が起きてから快気祝いまでに95日のリアル日記

ちょっと、赤裸々でお恥ずかしいので、必要な方だけお読みいただきますよう、有料にさせていただきます。

『ガンじゃなくて良かった!良くない?』


一月三十日
妹からメールが来た。母の胃カメラの検査がニ月十日に決まったが、自分は付き添いに行かれないので、私に行って欲しいとの相談だった。
検査まで十日も待つなんて、心配症の母にとっては辛すぎるのではないかというのがその時の印象だった。
私の予感は的中し、この後、私達を過酷な日々へと誘う引き金となってしまったのだが、この時点では誰も知る由もない。


検査の予約をしたのは、Tクリニック。高血圧の母がここ三十年近くもお世話になっていて、主治医のE先生に母は絶大な信頼を抱いている。
そもそも、父が胃ガンで亡くなった際の担当医だったのが出会いだと思う。スキルス性のガンだった父は、食欲がなくなり、食事がとれなくなって入院したものの、亡くなるまであっという間の短さだった。確か、ゴールデンウィークあたりに食欲がないと言い出し、六月に検査の結果即入院。七月の終わりに亡くなってしまった。
入院の際に、母と私の二人を呼び出し、告知したのがE先生だった。
父が亡くなった後、私達家族は、三人で辛さを分かち合い、父の死の悲しみを乗り越えた。その後、私と妹は結婚して家を出、以来母は元気に頑張って一人で暮らし、現在に至る。

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