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失恋した夜に書いたこと

今日、好きな子に告白して振られた。
小学校の同級生で、2年前に再会して、今年の夏に遊んだときに相手を好きになった。
その日から毎週土曜日の夜に電話をするようになった。
僕はずっと元カノを引きずっていた。
だからもう人を好きになることは無いのではないかと思っていた。
そのとき、僕は彼女に恋をした。
ずっと眠っていた僕の感情が目を覚ましたかのように高ぶっていた。
毎週の電話はとても楽しかった。
僕が話したことに相手が笑ってくれるのが嬉しくて、色んなことを話した。
彼女が楽しそうにいろんな話をするのを聞いて僕も楽しくなった。
でも、僕は彼女になかなか会えない。
それは遠距離だから。
彼女は可愛いから、すぐに彼氏ができると思った。
それがとても不安で、友達と遊びに行くという話を聞いて男子と行ったらどうしようなんて思った。
だから僕は決めた。
相手のもとにいって告白しようと。
そして、土日を使って会いに行った。
深夜に移動するから、金曜日に大学が終わってから直接向かって土曜日の朝に着き、帰りは日曜日の夜に出発して月曜日の朝に直接大学に向かうというハードスケジュール。
でも、僕は彼女に会いたかったから、
僕は彼女に告白をしたかったから
フェリーで彼女のもとに向かった。

2日間はほんとに楽しい時間だった。
車を借りていろんなところを回った。
大きな吊り橋に行ったり食べ歩きをした。
トリックアートの写真を2人で撮りまくった。
彼女の家にいき、飼っている子犬と戯れた。
一緒に綺麗な渓谷でボートに乗った。
洞窟にも行った。
予定通りに行きすぎて、計画が完璧だと褒めあった。

どこを切り取っても楽しい時間で、隣で彼女がいるのが夢のような時間だった。
そして、帰りの車の中で告白した。
告白するまでには30分かかった。
告白すると決めているのに、なんならそのために来たのになかなか口にできない。
でも、ここで言わないともう言えないというのが分かっていたから告白できた。
相手はとても悩んでいた。
返事を待って欲しいと言われたが、待ってもらって成功した試しがないのでその日に返事を欲しいと言った。
僕の気持ちの中は晴れ晴れとしていた。
やっと好きだと言えたから。
返事はどうであれ告白したことを後悔することは絶対ない。
だから、もうあとは返事を待つだけだった。
1時間後くらい。
僕がフェリーに乗って彼女が港にいる状態で電話して、返事をきいた。
そして振られた。
遠距離というのと一緒にいて楽しいけど、、と言うのが理由だった。
なんとなく無理だと分かっていた。
それでもすごく動揺した。
何を自分でも言っているのか分からないことを言った。
とりあえず、伝えたかったのだ。
僕の気持ちを。
相手はまた電話をしたいと言ったが拒否した。
多分、また毎週電話をしたら楽しいと思う。
でもそれと同時に僕は辛いと思う。
またずっと引きずってしまうと思う。
だから、彼女との関係に終わりを告げた。

そして、今、僕はフェリーの自分のベッドにいる。
1人でめっちゃ泣いている。
なんなら泣きながらこの文章を書いている。

正直、彼女への気持ちがここまでだと思わなかった。
遠距離だから振られても影響ないから気兼ねなく告白しようと決めたのに。
好きな気持ちには気づいていたが、ここまで好きだと思わなかった。
元々好きだったが、この2日でめっちゃ好きになったと思う。
頭の中には彼女の笑顔が深く刻み込まれている。
それを浮かべると同時に涙がどんどん出てくる。

でも、こんなに好きなら告白してよかったと思う。
振られてしまったけど
それでも気持ちを伝えれてよかった。
気持ちを伝えないとここまでの気持ちに気づくことができなかった。

彼女との電話の時間、遊んだ時間が僕にとって幸せな時間だったのはそこ確かにある事実だ。

明日以降も泣くだろう。思い出しては辛くなるだろう。
でもそれと同時に楽しい時間もあったのだから。
彼女を好きになってよかったのだ。
彼女には感謝しかない。

本当にありがとう。
めっちゃ楽しかった!!

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