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キャリアにおける下剋上のコツ

この記事は、LAPRAS Advent Calendar 2022 23日目の記事でもあります。

2022年は、個人的にいろいろな変化がありました。プライベート面ではつい先日2人目の子供が生まれ、お仕事面では2月にLAPRAS社の代表になりました。

特に代表就任については、それをきっかけにいろいろと新しい体験をさせていただいています。

(そのあたりの社長になって変わったことは社内インタビューで記事を作成いただいたので、ご興味あればご覧ください)

一方で、代表に就任したときに「あれ?この感じは前にもあったな」と既視感も覚えました。

それは何かというと上長的な人のポジションをいただくという、ある種「下剋上」のような役職変更が僕のキャリアで何回目かのことでもあったからです。

何回目かであるが故に、なんとなくコツもわかってきましたので、ちょっとまとめてみました。

なお、個人的に「下剋上」は組織における人の配置の最適化なので、ビジネスにおいてすべきときには積極的に実施すべきだと思っています。

キャリアにおける下剋上とは?

辞書によると「下剋上」は「下の者が上の者に打ち勝って権力を手中にすること。」という意味です。

辞書通りの意味だと殺伐としていますが、この記事では、「部下的な人が上長的な人のポジションを得ること」という意味合いで使っています。
(僕もそんなに殺伐としたキャリアを歩んできたわけではありません。)

これまで体験した下剋上

詳細は省きますが、僕のキャリアでは過去に以下のような「下剋上」シチュエーションがありました。

・LAPRASで創業社長から代表の座を譲られる

・LAPRASでCOOの役職を創業メンバーと交代する

・前職で新規事業プロジェクトのプロジェクトリーダーの座を先輩と交代する

いずれも交代した結果、なんとか状況を好転させることができてきたので、人の配置の最適化は重要だ、と感じます。

(おかげさまでLAPRASも僕の代表初年度、成長角度をこれまでより更に上げることができ、LAPRAS経由の転職者数も過去最多(2年前の約2.5倍)を更新しました。)

配置変更された側はどうなる?

「下剋上」となると当然ポジションを交代される側の方もいるのでそちら側がどうなのかというのは気になるかもしれません。

ただ、僕の体験上、その時点で基本的に交代した方が良い結果が出るであろうことは交代される側としても理解している(あるいは、当人が一番わかっている)ものです。

実際に上記の3例のうち、2例目はキーメンバーとして今もLAPRASを支えていただいていますし、3例目もプロジェクトリーダー・メンバーの関係は逆転しましたが、関係性は良好なままでした。

LAPRASも個々の役割が日々変わっていく流動性の高い組織なので、下剋上的な配置変更もときに生じますが、その時点では配置変更の妥当性が理解されているので、基本的にスムーズに進みます。(もちろん、配慮は必要です)

下剋上のコツ

さて、そんな「下剋上」ですが、それを起こすコツは非常にシンプルです。

逆境で、リーダーシップを発揮して成果を出すこと

これに尽きると思います。

(例えば、僕がLAPRASのCOOになったきっかけは2019年に停滞傾向を示した事業のMRR(月額売上)を半年で1.8倍に伸ばしたことです。昔イベントで話したことがあるので詳しくはこちら↓)

特に逆境のシチュエーションでは、リーダーシップが強く求められます。

一方で、逆境になるとリーダーへのプレッシャーは高まるので、普段よりもリーダーシップを発揮することに対しての難易度が高まります。

逆境下にある組織において発揮されるべきリーダーシップが発揮されていないと気づいたら、自分の今の役職にこだわらず、発揮していくことをしていくのです。

逆境こそチャンスで、ここでリーダーシップを発揮して成果を残すことができれば自然に裁量が集まってきます。

そうすると、ときに結果として下剋上が起きるものです。

(そして、そんな下剋上が起きる組織こそ、過去の人員配置にとらわれずに人員配置の最適化をおこなえる良い組織だと個人的に思います。)

まとめ

自分のキャリアで何回かあった「下剋上」的な役職変更の体験をもとにコツをまとめてみました。

自分の場合、「下剋上」というのは狙ってやったわけではなく、事業成長を追い求める結果として起きたことです。

でも、コツとしてまとめてみたら再現性がありそうにも思うので、野心のある方は狙って試してみてもいいかもしれません。

というわけで、LAPRAS Advent Calendar 23日目の記事でした!


記事を読んでいただき、ありがとうございます!