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BARで呑む幸せ

BARが好きだ。お気に入りの店がある。1人で呑んで、心地いい。だいたい飲み会の後、1人二次会として行く。
自分は基本は3杯呑む。1杯目は、ボストンクーラー。このラム酒のハイボールを、すっきりとさわやかに呑む。前の一次会の付き合い酒を洗い流す気分で。あるいは、一次会が、楽しかった時は、余韻を膨らませるように。

2杯目は、今までに飲んだことのないカクテル。これをマスターに頼む。ここは、マスターの腕前を味わう最高の時。新しい酒との出会いである。

3杯目は、自分のお気に入りのカクテル。マンハッタンで〆る。
(最初の写真がマンハッタンです。)
この酒を酒で割った強い1杯を三口で呑みきる。山口瞳か、開高健が、「洋酒天国」に書いていた記憶で、ショートカクテルは、にぎり寿司と同じで、ぐずぐず飲まないように、三口で飲んでいる。ゆっくり飲みたければ、カクテルならロングで、ウィスキーのストレートか、オンザロックを呑めばいいとも書いていた。

5杯になる時もあるが、ボストンクーラーの1番打者と、マンハッタンをオーダーするのは変わらない。
気に入りのウィスキーのロックとカクテルが、もう一杯加わる。

滅多にないが、BARの口開けから、1人一次会で行く日は、最高である。これは予定してた飲み会が中止になった時にやる手である。家族には中止になったなどとは告げない。そういう日は、1番から9番打者まで先発全員安打の勢いで呑む。こういう日は、だいたい野球の一試合くらいの時間になる。6時試合開始で、8時半くらいだ。まだ、BARとしては、客も増えつつあっても、空いている時間である。普段の自分が来る時間よりも早い。

口開けの客の特権と勝手に思っているのだが、自分は他の客がまだいないうちに、チーズピッツァを頼む。客が他にいるとマスターに悪いので、遠慮する。そうすると夕食代わりになって、酒もうまい。このピッツァがなかなかうまいのである。

結局、どう書いてみても、ただ酒呑みである。それ以上でも、それ以下でもなく酒呑み。

BARには、三ヶ月に一回ほど来る。のぞみは、月に一回くらい来たいのだが、そうはいかないのが現実である。

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