見出し画像

中毒者続出中!?チャイニーズロックに迫る!

J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』(ナビゲーター:あっこゴリラ)。番組では、毎回ゲストを迎え、様々なテーマを掘り下げていく。

6月6日(月)のオンエアでは、「HIP HOPだけじゃない! 今、知っておきたいチャイニーズロックの世界」をテーマにお届け。
ゲストに、日本と中国の音楽のプロモーションとライブ制作をする会社「BYNOW」の代表で上海在住のルー・ジンさん、そして、日本側のスタッフのテッドさんが登場。
テッドさんはイベントプロデューサー、そして中国の音楽を紹介するポッドキャスト「BYNOW RADIO」DJ。ルー・ジンさんは、「BYNOW」の代表、そして「BYNOW RADIO」のプロデューサーを務めている。

■中国独自のプラットフォーム

今、中国のHIP HOPシーンが注目されているが、実はHIP HOPだけじゃなく中国のロックシーンも盛り上がりを見せているという。番組では、そんな中毒者続出中のチャイニーズロックに迫った。

あっこゴリラ:そもそもこの「BYNOW」というメディアは、どんなきっかけで始められたんですか?
ルー・ジン:日本と中国はなかなか音楽の交流がしづらい状態にあり、そんななか日本のアーティストを中国に向けてどう展開していけばいいか考えたのがきっかけです。さらに中国の音楽も日本に届けられたらいいなと思っています。
あっこゴリラ:素晴らしいですね。じゃあ、日本のアーティストが中国でプロモーションしたいってときは「BYNOW」さんに相談するって感じなんですね。
ルー・ジン:そうですね。
あっこゴリラ:私も相談させて下さい(笑)。中国の音楽シーンって、日本の音楽シーンとどんな部分が違うんですか?
ルー・ジン:ネット規制があるので、世界的にスタンダードなSNS、サブスクなどではなく中国独自のプラットフォームでみんな音楽を聴いているんです。例えば、QQ MusicやNetEaseなど。映像もNetflixなどは見れないので、iQIYI(アイチーイー)などがあります。
あっこゴリラ:中国には中国のプラットフォームがあるんですね。
テッド:基本的にネットの状況が全く違うので、中国は中国のフォーマットで色々しないといけないってところが主に違う部分かなと思います。
あっこゴリラ:では、海外のアーティストの楽曲などはどのように流通されてるんですか?
テッド:音楽で言うと、先ほども言ったようにフィジカルが出せない状況なので、基本的には配信中心にはなるんですけど、窓口になっている配信してくれる会社などにお願いをして配信していくってこともありますし、我々のような会社を使って配信される方もいるような状況ですね。
あっこゴリラ:じゃあ日本の音楽を中国で配信したいってときは、BYNOWさんのような会社にお願いをして、中国独自のプラットフォームで流通させてもらうって感じですか?
テッド:そうですね。例えば、中国だけはBYNOWにお願いして、あとはそれ以外のところでお願いするっていうやり方がわりと多いですね。

■中国の音楽シーンの特徴

あっこゴリラ:中国では、チャイニーズロックはどんな盛り上がりを見せているんですか?
ルー・ジン:昔はライブハウスもあまりなかったのでバンド自体あまりいなかったんですが、近年ではネット番組が人気で、韓国のオーディション番組を真似たものとかHIP HOPの番組も話題で、そんななかバンドを紹介する番組も出てきました。
あっこゴリラ:じゃあ、それまではバンドとか少なかったんですね。
ルー・ジン:日本と比べたら本当に少ないですね。今はバンドをやっている若者もけっこういます。
あっこゴリラ:国によって音楽シーンって様々ですけど、中国の音楽シーンってどんな感じなんですか?
ルー・ジン:音楽シーンは中国独自で、現地バンドとかも国内で盛り上がっている感じです。海外に出ているアーティストは本当に少ないです。
あっこゴリラ:日本もJ-POPが強いけど、中国も音楽シーン全体で言うとそんな感じなのかな。そんな中国で人気のアーティストの特徴は?
テッド:一番はSNSなどのツールをちゃんと活用できているアーティストは非常に人気ですね。なので、ここ最近はまずはそういったところからシーンが生まれてきている感じがします。
あっこゴリラ:音楽的にはどうですか?
テッド:2000年からHIP HOPが入ってきてるんですけど、HIP HOPは強いですね。あと、ネット番組が与える影響がすごくて、人口数が日本とは全然違うのでバズり方が本当に大きいですね。

■中国大陸に特化した最新のチャイニーズロックバンド

ここからは、ゲストのお二人が推薦する中国大陸に特化した最新のチャイニーズロックバンドを紹介してもらった。

あっこゴリラ:まずは?
テッド:「Chinese Football」というバンドです。
あっこゴリラ:どんなバンドなんですか?
テッド:中国のオルタナティブロックを代表するバンドです。
あっこゴリラ:(曲を聴いて)確かに2000年代のオルタナティブロックバンドに影響受けているような感じのサウンドですね。

あっこゴリラ:続いては?
テッド:「HYPER SLASH」というバンドです。
あっこゴリラ:どんなバンドなんですか?
テッド:「オタクコア」って本人は言ってるんですけど、なかなか聞き慣れない言葉ですよね。いわゆる8ビットサウンドに、いま話題のデスボイス、ハードコアがミックスされた音楽になっています。
あっこゴリラ:(曲を聴いて)この感じ、今っぽいですね。これは世界的にも人気出そう!
テッド:そんな感じしますよね。注目しています。

あっこゴリラ:最後は?
テッド:「FloruitShow(福禄寿)」というバンドです。
あっこゴリラ:どんなバンドなんですか?
テッド:彼女たちは三つ子なんですけど、最近は色々あって双子状態で活動していて。
あっこゴリラ:ええ~! そうなんですね(笑)。
テッド:エリートが行く音楽学校出身で、非常に頭の良さそうな音楽を奏でてるんですが、わりと超自然的な楽曲で、今回紹介する『超度我』の中ではお経の一部が入ってたりします。
あっこゴリラ:へえ~!
テッド:聴いてて非常に気持ち良くなる曲です。
あっこゴリラ:(曲を聴いて)メロディーラインとか、使っている楽器とか、他の国ではなかなか聞かないような感じで、中国だからこそ聴ける音楽って感じしますね。
テッド:非常に独特ですよね。

PC・スマホアプリ『radiko.jpプレミアム』(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は『radiko.jpタイムフリー』機能で聴き直せます。

【番組情報】81.3FM J-WAVE『SONAR MUSIC』
放送日時:月・火・水・木曜 22時-24時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?