影とわたし2

画像1 影は知っている。 どんなに善人ぶっても、どんなに道化ても、 その下でいつもくすぶっているわたしのぐちゃぐちゃした こころの黒い部分。 ときに復讐心に燃え上がり、 ときに虚栄心に支配され、 呆れるほどの傲慢さをもって、 わたしの見せかけの善良さを笑ってる。 影はぜんぶ知っている。 審判の日、わたしは影を黙らせることはできない。 泣いても叫んでも、わたしは影を黙らせることはできない。

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