『わたしの神さま』…初めて書いた小説です。
わたしはきたない仕事をしている。
わたしの街のいちばんすさんだ地区で、きたない仕事をしている。
こどものときに、父親がわたしをきたない店に売った。
父親は自分の借金が返せなくて、わたしをきたない店に売った。
学校なんて行ったことない。
母親はわたしが生まれてすぐに死んでしまった。
一冊の本を残して。
それが、聖書との出会い。
わたしは字が読めない。
でもきっとこの本にはわたしのしらないキレイなことが書かれているんだと思った。
近所の人に言われたから。「あんたの母ちゃんは優しい