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願いが叶う条件はただ一つ。
それは、大願成就を果たした後の世界を想定し、その臨場感を思いっきり上げることである。よく言われる、想像力の限界が現実世界の限界というのは本当で、気が狂うくらいに向こうの世界に行きたいと願った者だけが現状を打破することができるのである。

元レスリング選手の吉田沙保里のオリンピック4連覇を阻止したヘレン・マルーリス選手は、徹底的に吉田選手の戦術を研究し、吉田選手のインタビュー記事やテレビCMの画像まで取り寄せて目を通したと言われている。そうすることで、ライバルの心の中まで読み取ることが可能になり、ヘレン選手は吉田選手のことをもはや敵だと思えなくなったと試合後のインタビューで語っている。

スポーツや恋愛、セールス、職場の人間関係といった“相手ありき”の世界であれば、願いを叶えることはなおさら難しくはない。なぜならば、相手に同調してしまえば、相手の心を読むことが可能になり、相手の無意識に介入できるからである。つまり、人間社会における大願成就（願いが叶うこと）とは、人間同士のマインド（＝脳、もしくは心）の戦いとも言い換えられる。

その同調を可能にするためには、ある二つのモノが必須である。一つは、目に見えない世界を可視化する想像力であり、もう一つが胆力である。

もう引退したので書けることだが、わたしはセールスの現場でお客様に気付かれないよう同調する練習を積み重ね、気功の腕を磨いてきたという事実がある。1万を越える実戦経験があり、相当研究も重ねてきたので、心の操縦術においては誰にも負けないという自負がある。

たとえば、セールスの場面ではお客様と対面してから、無事成約までこぎつけ、お客様を見送るところまでのシュミレーションを何度もする。これは、初めに書いた大願成就を果たした後の臨場感を上げる練習である。

そして、お客様と自分それぞれのパーソナルスペースを「気」に見立てて、上手に距離を近づけていく。そのあとは、奥義になってしまうので割愛させていただく。（※近々、気功について学べるオンラインアカデミーを開講する予定なので、興味のある方は引き続きわたしのnoteを是非フォロー！）

これは恋愛においても有効で、恋愛では「根拠のない自信を誰よりも持っている人間が勝つ」という不変の法則がある。自信のなさそうな男に惚れる女性はまずいない。逆もしかりで、容姿に関係なく自分に自信を持っている女性ほどモテるというのは、わたしの知り合いを見ていても事実だと断言できる。その自信の土台になるのがまさに胆力であり、胆力こそが人を惹き付けるパワーを持っているのである。

最後に大切なこと。
不倫や悪徳商法といった道徳に反した願いも臨場感さえ高めてしまえば叶うのは事実である。しかし、それを良しと思わない人たちの願いが結束すれば、道徳に反して築かれた世界は崩れるどころか、それを犯した人（＝道徳に反した人）の運気は限りなくゼロレベルまで下がってしまうので要注意。


（※写真は熱海サンビーチで今週撮ったもの。）